この記事ではeitherとneitherの違いについてみていきます。どちらも日常的に様々な状況で使われる重要な英単語です。英語を母国語とする人たちでも使い方を誤ってしまうこともあるらしいが、みんなはeitherとneitherの正しい意味や使い方を知っているでしょうか。
今回はそんなeitherとneitherのそれぞれの違いや用法について、アメリカ留学の経験がある雑学好き大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

eitherとneitherとは?

みなさんは、「どちらか一方」や「どちらでもない」を正しい英語に訳すことができますか?eitherやneitherを使うことで正しく英訳することができますが、両者はかなり見た目が似ているので、使い分けることが難しいですよね。ここから、eitherとneitherの違いを解説しながら、例文で正しい使い方をみていきしょう。

eitherとneitherの違いとは?

英語を学習していると必ず登場するeitherとneither。つづりが似ているので、両者の違いがわからず、混同することがあるでしょう。そんなeitherとneitherの違いは、肯定的な意味を持つか、否定的な意味を持つのかにあります。ここでは、両者の意味と使い方について説明していきますね。

either:「どちらか一方の」という意味

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eitherは与えられた2つの選択肢のうち、どちらか一方を選ぶことを指す時に使われます。つまり、「AとBのどちらか」は「either A or B」と訳すのです。また、eitherは否定文に対する同意にも使われます。具体的な使い方については、後ほど例文で解説しますね。

neither:「どちらでもない」という意味

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neitherは、与えられた2つの選択肢のうち、どちらでもない時に使われます。つまり、「AとBのどちらでもない」は「neither A nor B」と訳されるのです。この時、orではなく、norになることに注意しましょう。また、neitherもeitherと同様に否定文に対する同意に使われます。使い方については、この後解説しますね。

\次のページで「eitherとneitherの例文とは?」を解説!/

eitherとneitherの例文とは?

ここまで、eitherとneitherの意味の違いについて解説しました。ここから、eitherとneitherを使った例文をご紹介していきます。ネイティブの人でも使い方を間違えやすいとも言われている、eitherとneither。練習を重ねれば慣れてくるので、例文を見てみたり、自分で作ってみたりしましょう。

eitherを使った例文

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eitherとは、2つの選択肢のうち「どちらか一方の」という意味でした。また、否定文に対して同意する時にも使われるのでしたね。そんなeitherを使った例文を3つ挙げます。eitherの正しい使い方に慣れるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

例文1:You can either have beef or chicken.
(訳:ビーフとチキンのどちらかを選べます。)

either A or Bという文型になっていますね。この例文から、相手はビーフかチキンのどちらか一方のみを選択することが可能だとわかります。この例文は典型的なeitherを使った文になっているので、これを参考にしながらご自身で例文を作ってみてくださいね。

例文2:Do you know either of them?
(訳:2人のどちらかを知っていますか?)

この例文は、eitherを使った疑問文です。eitherは「2つの選択肢のどちらか」という意味でしたね。そのため、この例文のよう人数が明記されていなくても、文中から選択肢として2人(つ)しかいないということがわかります。

例文3:A) I’m not hungry yet. B) I’m not hungry, either.
(訳:A) 私はまだお腹が空いていない。B) 私もまだお腹が空いていない。)

AさんとBさんの会話です。BさんはAさんの否定文に対して同意していますね。Bさんの文のように否定文に同意する時は、「否定文+either」という文型になります。ただし、肯定文に対する同意に使われる「me too」と同じような感覚で「me either」と言うことはできないので注意しましょう。

neitherを使った例文

neitherは、2つの選択肢のうち、どちらでもないことを表す時に使われるのでした。ここでは、neitherの基本的な使い方と、否定文に対して同意する時のneitherを使った応答の仕方について解説します。

例文1:I neither drink nor smoke.
(訳:私はお酒も飲まなければタバコも吸わない。)

これは、「neither A nor B」というneitherを使った代表的な例文です。ここで、orではなくnorであることに注意しましょう。eitherとneitherを置き換えるだけで、全く意味が異なってきます。そのため、eitherとの違いを意識しながら、neitherを使った英文を探したり作ったりしてくださいね。

\次のページで「eitherとneitherの違いは肯定的か否定的か!」を解説!/

例文2:I have two dogs, neither one can sit.
(訳:うちには2匹犬がいるが、どちらもお座りができない。)

neitherには、「どちらも~でない」という意味もあります。そのため、この例文のように一見、肯定文に見え、「どちらの犬もお座りができる」と解釈してしまいがちです。しかし、neither自体に否定の意味が含まれているので、否定形であることに注意しましょう。

例文3:A) I’m not ready to go out.  B) Me neither.
(訳:A) 私はまだ準備ができていない。B) 私もまだ準備ができていない。)

否定文に対して同意する時にもneitherが使えるのでした。この例文のように、「me too」と似たような感覚で「me neither」と言えますよ。また、この他にも「neither V S」という文型にして同意を表すことも可能です。つまり、この例文の場合、Bさんは「me neither」ではなく、「neither am I」とすることもできます。

eitherとneitherの違いは肯定的か否定的か!

eitherは「どちらか一方」を選ぶ時に使われるのに対して、neither「どちらでもない」時に使われるのでした。また、eitherとneitherは否定文を同意する時に使うことができるという共通点もありましたね。両者の使い分けに慣れるには練習あるのみ!ご自身で例文をたくさん作ってマスターしてくださいね。

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言葉雑学

eitherとneitherの違いとは?意味や使い方・否定文も雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説

この記事ではeitherとneitherの違いについてみていきます。どちらも日常的に様々な状況で使われる重要な英単語です。英語を母国語とする人たちでも使い方を誤ってしまうこともあるらしいが、みんなはeitherとneitherの正しい意味や使い方を知っているでしょうか。
今回はそんなeitherとneitherのそれぞれの違いや用法について、アメリカ留学の経験がある雑学好き大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

eitherとneitherとは?

みなさんは、「どちらか一方」や「どちらでもない」を正しい英語に訳すことができますか?eitherやneitherを使うことで正しく英訳することができますが、両者はかなり見た目が似ているので、使い分けることが難しいですよね。ここから、eitherとneitherの違いを解説しながら、例文で正しい使い方をみていきしょう。

eitherとneitherの違いとは?

英語を学習していると必ず登場するeitherとneither。つづりが似ているので、両者の違いがわからず、混同することがあるでしょう。そんなeitherとneitherの違いは、肯定的な意味を持つか、否定的な意味を持つのかにあります。ここでは、両者の意味と使い方について説明していきますね。

either:「どちらか一方の」という意味

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eitherは与えられた2つの選択肢のうち、どちらか一方を選ぶことを指す時に使われます。つまり、「AとBのどちらか」は「either A or B」と訳すのです。また、eitherは否定文に対する同意にも使われます。具体的な使い方については、後ほど例文で解説しますね。

neither:「どちらでもない」という意味

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neitherは、与えられた2つの選択肢のうち、どちらでもない時に使われます。つまり、「AとBのどちらでもない」は「neither A nor B」と訳されるのです。この時、orではなく、norになることに注意しましょう。また、neitherもeitherと同様に否定文に対する同意に使われます。使い方については、この後解説しますね。

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