みんなはうなぎが好きか?うなぎと言えば土用の丑の日に食べるイメージがあるよな。ですが養殖技術が進み、現在では一年中安定して、うなぎを手軽に入手することができるようになったんです。また、うなぎを釣りで入手するケースもあるぞ。そんなうなぎの保存方法やおすすめの組み合わせ食材を、料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。うなぎは頻繁に食べませんが、好きなうなぎ料理は定番のうな丼です。お祝い事の時にはチラシ寿司に入れると、一気に豪華になります。華やかなおもてなし料理が簡単に完成するので、おすすめです!子供にも食べやすくて人気がありますよ。

うなぎを美味しくたべるための下処理を知ろう!

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生のうなぎを調理したことがありますか?スーパーで見かけるうなぎは、ほぼ焼かれた状態になっていますよね。しかし、うなぎは意外と身近なところに住んでいるので、釣りで入手することがあるかも知れません。そこで生のうなぎをさばくときの注意点やポイントをご紹介します。

1.うなぎを扱う際は手袋を使おう!

うなぎの表面のぬるぬるしたものの正体はムチンという糖を多量に含むたんぱく質です。このぬるぬるや、血液には毒性があります。もし手に傷口があると炎症を起こす危険があるため、調理する際は使い捨てのビニール製の手袋を着用しておくと安心ですよ。

この毒は加熱に弱いので、焼いたうなぎには毒が残ることはありませんので過度に心配する必要はありません。また、うなぎに使用した手袋は、放置せずに調理後は速やかに処分してください。

2.うなぎをさばく際は背開きにする!

くねくねと動くうなぎをさばくのは容易ではありません。氷に30分程度つけておくと仮死状態になり扱いやすくなります。うなぎは内臓の部分に血が多いので、できるだけ内臓を傷つけないようにさばくのがポイントです。内臓から遠い背中の方から包丁を入れる方が、出血を少量で防げる可能性が高くなります。

さばいたうなうなぎには、熱湯をかけて、浮いてきた皮目のぬめりを流水で洗い流してください。熱湯をかけることによって、皮の周りにあるコラーゲン溶けて柔らかくなり、さらに臭みも取れます。内側もきれいに洗ったら水気を拭き取って下処理の完了です。焼く前にお酒を振りかけることで、臭みを押せえてふっくら仕上げることができます。

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3.手を入念に洗い、道具は熱湯消毒する!

うなぎを調理した後は、すぐに石鹼でしっかり 手洗いを実施しましょう。また、使った道具を速やかに熱湯消毒する事も忘れずに行ってください。キッチンや調理道具を衛生的に保つことで食中毒のリスクを下げることができますよ。

うなぎの毒は60℃以上で5分間加熱すると毒性を失いますので、熱を加え調理されたうなぎ料理に毒は残りません。このような理由から、うなぎの刺身が流通していないのです!

うなぎってどうやって保存すればいいの?

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うなぎが冷凍保存できることをご存じでしょうか?正しい保存方法を知れば、残ったうなぎも美味しく食べられますよ。

その1.冷蔵保存のポイントと注意点

うなぎの蒲焼きは、スーパーなどではパックに詰められ、冷めた状態で販売されていることが多いですよね。すぐに食べないときは、冷蔵庫で保存しましょう。保存期間は賞味期限を厳守しますが、通常は2~3日です。

冷蔵庫に入れる前に、ラップで身をぴっちりと包むことがポイントになります。タレ付きのものは、タレが漏れないようにポリ袋などに入れてから冷蔵庫で保管しましょう。食べきれずに少し余ってしまった場合、翌日すぐに食べる予定がある場合などにぜひ試してみてくださいね!生のうなぎは日持ちしませんので、冷蔵保管の後、当日か翌日には加熱して食べましょう。

その2.冷凍保存のポイントと解凍方法

賞味期限内に食べ切れない場合は冷凍保存が便利です。冷凍庫で1ヵ月程度保存が可能になります。タレがついているものは洗い流してから冷凍するのがおすすめです。解凍後再び焼く際にタレが焦げて苦味がでるのを防止できます。ラップで身をぴっちりと包み冷凍用保存袋に入れてから冷蔵庫へ入れましょう。

解凍する時は、冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。食べる前日から数時間前に凍ったうなぎを冷蔵庫に移して解凍してください。時間がないときは、電子レンジの解凍機能を使っても大丈夫ですよ。お酒を振ってフライパンで蒸し焼きにしてから、タレを絡めて焼き上げましょう。生のうなぎも冷凍保存できますが、加熱してから冷凍した方が解凍後の調理が簡単です。

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うなぎをもっとおいしく食べたい!相性がいい食材とおすすめの調理法3選をご紹介!

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スーパーで売ってるうなぎの多くが蒲焼ですよね。温めてごはんに乗せれば、うな丼の出来上がり!簡単に一食ができ上りますが、もうひと手間かけて、アレンジしてみても美味しく食べられますよ。少し余ったうなぎも美味しくいただきましょう!

1.梅干しで疲労回復効果をアップ!

うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いと聞いたことはないですか?うなぎと梅干しは栄養学からみると、相性がいい組み合わせです。うなぎにはビタミンB1が含まれており、糖質の代謝をサポートして、エネルギーを効率よく生み出します。梅干しに含まれるクエン酸は、エネルギー代謝を活発にする働きがあり、どちらの栄養素も、疲労回復やスタミナアップに効果が期待できるのです。

また、梅干しの酸味は、胃酸の分泌を促す働きがあるので、脂が多いうなぎの消化を助けてくれ、胃もたれの予防効果もあります。梅を混ぜ込んだごはんに、うなぎを乗せたうな丼はいかがでしょうか?味にアクセントがついてさっぱりいただけますよ。

2.きゅうりで足りない栄養素を補おう!

きゅうりには、ビタミンCが含まれています。うなぎにはビタミンAやビタミンB1、B2は豊富に含まれていますが、ビタミンCはあまり含まれていません。きゅうりとうなぎで簡単に作れる鰻ざく(うざく)はいかがですか。酢の物にすれば、お酢が脂質の分解を助けてくれるため、脂っこいうなぎとの相性はばっちりです。

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3.卵と組み合わせて夏バテ防止!

両方ともビタミンB群を含んでいるため、夏バテ防止に効果が期待ができるのです。卵には、骨の形成に必要なたんぱく質を活性化させる働きのあるビタミンKが含まれており、うなぎに足りない栄養素を補うことができます。そこで、おすすめがうな玉丼です。甘辛のタレともよく合い、卵が加わることで見た目も明るくなって、食欲が増しますね。仕上げに三つ葉やネギを散らせば、一層美味しく食べられますよ!

うなぎを上手に保存して、食べたいときに美味しくたべよう!

うなぎは冷蔵、冷凍を上手に使い分けて保存すれば、いつでも美味しく食べられることがわかりましたね。突然の来客や、スタミナをつけたいときなどに重宝しますよ。味もさることながら、栄養価が高く、疲労回復や美肌効果も期待できるのがうなぎの魅力です。定番のうな丼だけではなく、アレンジレシピで、香ばしくてふっくら美味しいうなぎを食べましょう!

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家庭科

うなぎを美味しく食べたい!うなぎの下処理・保存方法やおすすめの食べ方を主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!

みんなはうなぎが好きか?うなぎと言えば土用の丑の日に食べるイメージがあるよな。ですが養殖技術が進み、現在では一年中安定して、うなぎを手軽に入手することができるようになったんです。また、うなぎを釣りで入手するケースもあるぞ。そんなうなぎの保存方法やおすすめの組み合わせ食材を、料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。うなぎは頻繁に食べませんが、好きなうなぎ料理は定番のうな丼です。お祝い事の時にはチラシ寿司に入れると、一気に豪華になります。華やかなおもてなし料理が簡単に完成するので、おすすめです!子供にも食べやすくて人気がありますよ。

うなぎを美味しくたべるための下処理を知ろう!

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生のうなぎを調理したことがありますか?スーパーで見かけるうなぎは、ほぼ焼かれた状態になっていますよね。しかし、うなぎは意外と身近なところに住んでいるので、釣りで入手することがあるかも知れません。そこで生のうなぎをさばくときの注意点やポイントをご紹介します。

1.うなぎを扱う際は手袋を使おう!

うなぎの表面のぬるぬるしたものの正体はムチンという糖を多量に含むたんぱく質です。このぬるぬるや、血液には毒性があります。もし手に傷口があると炎症を起こす危険があるため、調理する際は使い捨てのビニール製の手袋を着用しておくと安心ですよ。

この毒は加熱に弱いので、焼いたうなぎには毒が残ることはありませんので過度に心配する必要はありません。また、うなぎに使用した手袋は、放置せずに調理後は速やかに処分してください。

2.うなぎをさばく際は背開きにする!

くねくねと動くうなぎをさばくのは容易ではありません。氷に30分程度つけておくと仮死状態になり扱いやすくなります。うなぎは内臓の部分に血が多いので、できるだけ内臓を傷つけないようにさばくのがポイントです。内臓から遠い背中の方から包丁を入れる方が、出血を少量で防げる可能性が高くなります。

さばいたうなうなぎには、熱湯をかけて、浮いてきた皮目のぬめりを流水で洗い流してください。熱湯をかけることによって、皮の周りにあるコラーゲン溶けて柔らかくなり、さらに臭みも取れます。内側もきれいに洗ったら水気を拭き取って下処理の完了です。焼く前にお酒を振りかけることで、臭みを押せえてふっくら仕上げることができます。

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