
違い2:原産国
パグとブルドッグの2つ目の違いは原産国です。見た目が似ているので、同じ国で誕生したと思われがちですが、実は原産国が全く違います。また、パグとブルドッグは人間との関係性にも少し違いがあるのです。ここから、原産国と犬と人間の関係の違いについてご紹介します。
パグ:中国が原産
パグの祖先は紀元前2000年頃から存在していたとされています。現在のパグと比べてかなり大きいサイズだったそうですが、他犬種との交配で小型化が進行。紀元前600年頃には中国に渡り、宮殿でペットとして大事に飼われるようになりました。1500年代にパグはヨーロッパに渡り、王族や貴族らに愛されるほど人気に。19世紀はアメリカに、そして日本には、1900年代前半にやってきました。
パグは昔から高貴な人たちの間で人気があったようですね。
ブルドッグ:イギリスが原産

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ブルドッグは1630年代にイギリスで生まれたといわれています。マスティフ系の犬種を改良し、牛に噛みつく競技である「ブルベイティング」に参加させられていました。そのため、現在のブルドッグと比べてかなり獰猛で攻撃的な性格だったそう。1835年に動物愛護法により、ブルベイティングが禁止に。
その後、ブルドッグはペットとして親しまれやすい性格に改良され、現在の姿になりました。
パグとブルドッグの共通点とは?
顔立ちがよく似ているパグとブルドッグ。体格などには差があるものの、かなり似ていますよね。そんなパグとブルドッグにはどのような共通点があるのでしょうか。今回は、3つのポイントに絞って、両者が共通していることを解説していきます
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