

今回はそんなカフェラテとカフェモカの違いについて、2つのポイントに絞りながら、雑学好き大学院生ライターのききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/きき
植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。
カフェラテとカフェモカとは?

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仕事中やリラックスしている時、朝食後など、様々な場面で飲まれるコーヒー。今回のテーマであるカフェラテやカフェモカも数あるコーヒーメニューの中の1つです。喫茶店でコーヒーを注文しようとなると、両者の違いが曖昧になり迷ってしまう方も少なくないでしょう。
実は、カフェラテとカフェモカには「エスプレッソとミルクの比率」と「使用するミルクの種類」の2つの違いがあります。それぞれの違いについて詳しく解説していきますね。
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違い1:エスプレッソとミルクの比率

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カフェラテとカフェモカの1つ目の違いは「エスプレッソとミルクの比率」です。そもそもエスプレッソとは、短時間で圧力をかけながら抽出されるコーヒーのこと。1杯あたりに使用される粉の量が6g~12gで、そこから抽出される量は25mL~30mL。わずか30秒で一気に抽出されるので、コーヒーの旨味がギュッと濃縮されているのです。
カフェラテとカフェモカはどちらもエスプレッソを使用しますが、それとミルクの比率が異なります。それぞれの比率についてご紹介しますね。
カフェラテ:ミルクとエスプレッソの比率は8:2
カフェラテのミルクとエスプレッソの比率は8:2。エスプレッソがベースなので、コーヒーの苦味とコクを感じながら、ミルクの甘い風味も楽しめます。エスプレッソベースのコーヒーを飲みたいけど、苦いのが苦手という方は、カフェラテから試してみても良いかもしれませんね。
カフェモカ:ミルクとエスプレッソの比率は7:3
カフェモカのミルクとエスプレッソの比率は7:3。カフェラテと比べるとミルクの割合が少ないので、よりエスプレッソの苦味やコクを堪能できます。さらに、カフェモカの場合、エスプレッソとミルクに加えて、チョコレートソースやココア、それにシロップをトッピングすることが特徴的。このため、エスプレッソとチョコレートなどによるほろ苦さを同時に味わえますよ。

カフェモカは、カカオの味わいが特徴的なモカコーヒーの味わいを再現したものだ。
違い2:ミルクの種類
カフェラテとカフェモカの2つ目の違いは「ミルクの種類」です。コーヒーに使用されるミルクには、「フォームドミルク」と「スチームドミルク」の2種類があります。フォームドミルクとは、温めたミルクを泡立てたもの。一方、スチームドミルクは、温めたミルクを指します。
カフェラテとカフェモカは、この2種類のミルクを使い分けることで、それぞれ異なった味わいが生まれるのです。
カフェラテ:フォームドミルクもしくはスチームドミルクを使う
カフェラテに使用するミルクはフォームドミルクであることがほとんど。フォームドミルクではなく、お好みでスチームドミルクにすることもおすすめですよ。エスプレッソにフォームドミルクを加える際、泡の厚さを約2mmと薄くするようにしましょう。
カフェモカ:フォームドミルクを使う
カフェモカには、温かいミルクを泡立てたフォームドミルクを使用します。エスプレッソの割合が多い上、空気を多く含むフォームドミルクを使用するので、より苦味を感じることができますよ。苦味とチョコレートが得意な方はカフェモカをおすすめします。
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