IT・プログラミング雑学

longとintの違いとは?あつかう範囲や名前の由来もプログラマーがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。プログラミング言語にlongとかintって出てくるよな。longというからには何かが長いのだろうが、何が長いかわかるか。コンピュータであつかう数の大きさにも関わるらしい。さらにプログラミング言語によっても考え方が違うらしいぞ。何の長さなのか、どう違うのかや名前の由来から言語別の違いまでプログラマでもあるライターのwoinaryと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/woinary

某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。

longとintの違いは長さ、整数を表すint一族

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プログラミングで欠かせないのが変数です。よく何らかの値を入れる箱のようなものと説明します。この箱ですが、中に入れるものの大きさに限りがあります。そのため、どの大きさまで入るかということは重要です。そのサイズを表すときに使われるのが「長さ」。それが長いものが「long」になります。

でも、大きさならばlongよりはbigとかsmallの方が良さそうですよね。なぜ「長さ」で「long」なのかを、まずは他のプログラミング言語の考え方のもとになっているC言語を例として説明していきます。

int:標準の長さ

変数には何を入れるのかが決まっています。数値を入れる変数が数値型変数文字を入れる変数が文字型変数です。このうち数値型変数のサイズを表すのが「int」や「long」になります。

「int」は「integer」の略です。日本語にすると「整数」ですね。0と正負の小数点のつかない数値をさします。整数は無限ですが、コンピュータでは無限を扱うことができません。そのため必ず扱うことのできる数値の範囲が決まっています。いくつかある範囲の一つが「int」です。intは普通に使うにはこれくらいあればよいだろうという標準的なサイズになります。

long:longはintよりも長い

単に「long」と呼んでいますが、正確には「long」は「long int」の略です。つまりintより長い整数が「long (int)」となります。intで多くの場合は十分なのですが、それよりも大きな数値を扱いたい時もありますよね。その場合に必要なのがlongです。

これが原因で話題になっているのが「2038年問題」。これで十分だろうという考えでintを使っているコンピュータでは問題が起きてしまうというものになります。2000年前後には2000年問題が話題になりましたが、それよりも深刻ではないかとの意見もあるほどです。

中に入る数の範囲がいくつかに分かれているのは面倒かと思うかもしれません。なぜそのようになっているのか、変数の仕組みとともに後で説明します。

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プログラムで必要になるのが変数。その中でも数を入れる変数が数値型変数だ。その数値型変数にもいくつか種類があり、そのうち代表的なものがlongとintになるわけだ。これらは扱うことのできる数の範囲が違う。それが長いものが「long」で普通のものが「int」になるわけだ。続いて変数の仕組みを見ていくぞ。

longがあればshortも?C言語の整数型

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C言語の数値型変数にlong(long int)とintがあると説明しましたが、実はshort(short int)もあります。longとは別に標準のintより短いものがshortです。では、長さとは何かについて見ていきます。

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