アスパラは緑色だけじゃない?旬や種類・選び方もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説
ライター/はんぞー
バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。
アスパラは種類が豊富
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スーパーや八百屋で見かけるアスパラ。しかし、緑色のアスパラしか見かけないような気がします。種類はあるのでしょうか。市場に出回ることが少ない希少なものも含めて、詳しく紹介します。
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1.最も一般的なグリーンアスパラ
最も一般的なものがグリーンアスパラです。その名の通り、緑色なのが特徴。太陽の光をたくさん浴びて、綺麗な緑色になります。またグリーンアスパラは、ビタミンが豊富なことで知られていますよ。
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2.西洋では主流のホワイトアスパラ
2つ目に紹介したいのが、ホワイトアスパラ。こちらは、見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。缶詰で売られていることが多い品種ですね。昔はアスパラといえば、ホワイトアスパラだったそうですよ。西洋では今でもこちらが主流だそうです。
グリーンアスパラとの違いは、その製法にあります。光合成をしないように、土をかぶせたりビニールハウスに入れて栽培するそうです。ホワイトアスパラは皮が固く、茎が太いのが特徴ですよ。少しほろ苦いですが、甘みを感じるそうです。茹でてサラダに入れるだけで美味しいとのこと。まれに、生のホワイトアスパラが売られていることがあります。ぜひ手に入れてみてくださいね。
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3.滅多に見かけない紫アスパラ
希少な紫アスパラを紹介します。その名の通り、見た目が濃い紫色をしていますよ。実は紫色なのは表面だけで、中身は緑色だそうです。紫色の部分は、アントシアニンという色素から作られています。これは、ポリフェノールの一種。光合成が過度に行われた場合、細胞が紫外線から自分自身を守るために紫になるそうです。ちなみに、加熱すると緑色に戻るようですよ。興味深いですね。
4.下処理いらずのミニアスパラ
最後に紹介するのは、調理に使いやすいミニアスパラ。グリーンアスパラを早めに収穫したものになります。大きさはわずか10cmほどで、茎も細めです。アスパラは皮をむく下処理が必要ですが、ミニアスパラはその手間が不要。手軽に取り入れることができますよ。
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