この記事ではラップトップとノートパソコンの違いについてみていきます。どちらも持ち運べるパソコンを指す言葉として知られていますね。ところが語源や歴史的な部分で、色々違いがあるみたいです。今回はそんな2種類のデバイスの違いについて、IT雑学ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

一般企業に勤務する傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味でIT関連の学習をしており、学んだ内容をもとに本記事を執筆していく。

ラップトップとノートパソコンの大まかな違いは?

ラップトップとノートパソコンは、開発当初の形状が違います。ラップトップは背面にバッテリーなどが入っており、上面の半分が開くものです。対してノートパソコンは、上面全体が開くようになっているでしょう。しかし技術革新によりラップトップとノートパソコンで機能や規格といった違いはほとんど見られなくなり、現在はほぼ同一のものとして扱われています。

違いその1.意味や発祥

そもそもラップトップとノートパソコンは、どのようなパソコンを指すのでしょうか。本項では両者の意味や語源、最初の機種について比較していきましょう。

ラップトップ:膝の上

ラップトップとは英語で膝の上を指す言葉で、その名の通り膝の上で操作できるパソコンを意味しているでしょう。1980年代初頭にアメリカで発売されたGRiD Compass(グリッド・コンパス)が世界初のものとされています。

ノートパソコン:ノート型パーソナルコンピュータ

ノートパソコンはノート型パーソナルコンピュータの略称で、ノートのように開くことを意味しています。1989年に日本で発売された、DynaBook(ダイナブック)が世界初のものとされているでしょう。

\次のページで「違いその2.当初の形状」を解説!/

違いその2.当初の形状

ラップトップとノートパソコンは、発売当初の形状が違います。本項では両者の形状を比較し、それに伴う特徴もみていきましょう。

ラップトップ:上面の半分が開く

発売当初のラップトップは上面の半分が開くという形状で、背面にはバッテリーやフロッピーディスクのドライブが入っていました。発売当初から開閉部の内部にディスプレイやキーボードがありましたが、背面の開かない部分は技術革新にともなって次第に小さくなり、やがて姿を消しました。

ノートパソコン:上面が全て開く

image by iStockphoto

ノートパソコンは発売当初から、2つ折りの上面ほとんど全てが開く形状でした。バッテリーやフロッピーディスクドライブはキーボードの下に内蔵されており、上面に占めるディスプレイの面積もラップトップに比べて大きくなっているでしょう。

違いその3.言葉のカテゴリ

ラップトップとノートパソコンという言葉は、言葉のカテゴリが違います。本項ではラップトップとノートパソコンの言葉のカテゴリについて言及し、両方の言葉が残った理由を考察していきましょう。

ラップトップ:英語

ラップトップとは純粋な英単語で、ラップトップとノートパソコンの形状の違いがなくなった今でも英語圏の日常会話で使われています。そのため日本でノートパソコンと呼ばれているものは、英語圏ではラップトップと呼ばれるでしょう。

\次のページで「ノートパソコン:和製英語」を解説!/

ノートパソコン:和製英語

ノートパソコンは和製英語であるため、英語圏では通じないでしょう。そのため英語の会話で使う際は、上述のラップトップと言い換える必要があるかもしれません。どうしてもノートパソコンに近い表現を使いたい場合は、ノートブックなどと言い換えるのがおすすめです。

ラップトップとノートパソコン以外のパソコンの種類には何がある?

ラップトップとノートパソコン以外の、パソコンの違いはご存知でしょうか。本項ではよく見かける3種類のパソコンの形状について、詳しく解説していきましょう。

1.デスクトップ:本体、ディスプレイ、キーボードが別

デスクトップとは、本体やディスプレイ、キーボードが全て別にされた形状のパソコンです。持ち運ぶことは想定されておらず、電源につないで備え付けて使うでしょう。

2.オールインワン:本体とディスプレイが一体化

image by iStockphoto

オールインワンとは、本体とディスプレイが一体化したパソコンです。キーボードやマウスは外付けとなっており、ワイヤレスで接続するタイプのものも見られます。こちらもデスクトップ同様に持ち運びは想定されておらず、常に電源につないでつかうでしょう。

3.デスクノート:ノートパソコンより大きい

image by iStockphoto

デスクノートはノートパソコンと同じ形状ですが、大きく分厚いパソコンを指すでしょう。前述のデスクトップやオールインワンに比べてコンパクトで内蔵バッテリーもありますが、あまり持ち運びには向いていないでしょう。

ラップトップとノートパソコンではもともとの形状が違う

ここまで解説した通り、ラップトップとノートパソコンではもともとの形状が違います。技術革新を経た現代において両者は同じものを指す言葉ですが、和製英語であるノートパソコンは英会話では通じないかもしれません。パソコン周辺の用語には他にも和製英語がたくさんあるので、皆さんも一度注目してみてはいかがでしょうか。

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ラップトップとノートパソコンの違いは?今は同じ形?デスクトップやオールインワンの特徴もIT雑学ライターが詳しくわかりやすく解説

この記事ではラップトップとノートパソコンの違いについてみていきます。どちらも持ち運べるパソコンを指す言葉として知られていますね。ところが語源や歴史的な部分で、色々違いがあるみたいです。今回はそんな2種類のデバイスの違いについて、IT雑学ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
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ライター/れおな=007

一般企業に勤務する傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味でIT関連の学習をしており、学んだ内容をもとに本記事を執筆していく。

ラップトップとノートパソコンの大まかな違いは?

ラップトップとノートパソコンは、開発当初の形状が違います。ラップトップは背面にバッテリーなどが入っており、上面の半分が開くものです。対してノートパソコンは、上面全体が開くようになっているでしょう。しかし技術革新によりラップトップとノートパソコンで機能や規格といった違いはほとんど見られなくなり、現在はほぼ同一のものとして扱われています。

違いその1.意味や発祥

そもそもラップトップとノートパソコンは、どのようなパソコンを指すのでしょうか。本項では両者の意味や語源、最初の機種について比較していきましょう。

ラップトップ:膝の上

ラップトップとは英語で膝の上を指す言葉で、その名の通り膝の上で操作できるパソコンを意味しているでしょう。1980年代初頭にアメリカで発売されたGRiD Compass(グリッド・コンパス)が世界初のものとされています。

ノートパソコン:ノート型パーソナルコンピュータ

ノートパソコンはノート型パーソナルコンピュータの略称で、ノートのように開くことを意味しています。1989年に日本で発売された、DynaBook(ダイナブック)が世界初のものとされているでしょう。

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