この記事では、アスパラの特徴や栄養・効能をみていきます。アスパラは綺麗なグリーン色で食感が良く、人気の野菜です。春頃になるとスーパーや八百屋で販売されているな。そんなアスバラの原産地はどこなのでしょうか。栄養や効能についても確認しておきたいな。今回はアスパラガスの豆知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。お気に入りのレシピは、アスパラベーコン。

アスパラの特徴は?

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アスパラが店頭に並ぶと、春を感じる人もいるかもしれません。サラダにしたり、フライパンで焼くだけで美味しいですよね。そんなアスパラの属性や名前の由来について、詳しく解説していきます。

アスパラはユリ科の野菜

アスパラはユリ科の野菜です。ユリ科の食材は他にも、玉ねぎやニラが相当しますよ。そもそも野菜は、葉菜類・果菜類・根菜類3種類に分けられます。アスパラは葉や茎を食べる、葉菜類に当たるようです。

名前の由来は?

アスパラの名前の由来は、英語の「asparagus」からそのまま取った外来語です。漢字での表記はないようですよ。では、なぜ「asparagus」と呼ばれるようになったのでしょうか。主に2説あると言われています。

1つ目は、古代ギリシア語で「甚だしく裂けている」ことを意味するから。2つ目は、「新芽」を意味する「asuparagos」から派生したと言われています。確かに春になると土からどんどん出てくるアスパラは、新芽そのものですね。

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どこの部分を食べているの?

そもそも私たちは、アスパラのどの部分を食べているのでしょうか。結論から言うと、若い茎と葉・枝の部分を食べていることになります。アスパラには、小さな三角形のひだが付いていますね。これはハカマと呼ばれる葉っぱにあたります。また、先端部に集中している細いものは枝にあたりますよ。アスパラを食べる機会があれば、ぜひ観察してみてくださいね。

アスパラの原産地は?

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アスパラはユリ科の野菜で、私たちはアスパラの茎や葉を食べているということがわかりました。次は、原産地について解説していきます。

原産地は南ヨーロッパ等

原産地は南ヨーロッパやウクライナ地方です。アスパラは、かなり昔から食用として扱われてきたようですよ。古代エジプト時代には、上流階級の人が食べていたという記録が残っています。現在でも、少し価格が高めの野菜ですが、当時から高級食材だったのですね。

日本にもたらされたのは、江戸時代です。はじめは、観賞用として輸入されました。食用としては、明治時代以降と言われています。本格的な生産が始まったのは、北海道だそうですよ。

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アスパラの栄養や効能は?

アスパラの栄養や効能について、いまいちよく知らないという人もいるかもしれません。実は私たちが想像している以上に、栄養や効能がすごいアスパラ。詳しく解説していきます。

1.疲労回復効果のあるアスパラギン酸

まずは、疲労回復効果のあるアスパラギン酸を紹介します。この栄養素は名前の通り、アスパラから発見された成分です。栄養ドリンクにも使われているそうですよ。アミノ酸の一種で、体内の代謝を良くする効果があるそうです。ミネラルを効率良く取り込めるようにするとのこと。そのため、疲労回復や体力増強に効果的です。

それだけでなく、利尿作用もあるようですよ。アンモニアの排出を助ける作用があるため、体内の余分な老廃物を尿として排出してくれます。

2.血液の流れを良くするルチン

アスパラには、血液の流れを良くするルチンが含まれています。ルチンはポリフェノールの一種。血液の流れを改善し、血圧を下げる効果があります。特に、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に役立ちますよ。ルチンは、アスパラの穂先に多く含まれているようです。

3.体内で生成できない葉酸

体内で生成することのできない葉酸も多く含まれています。葉酸は、細胞や赤血球を作り出すために必要な栄養素。生成できないので、食べ物から摂取する必要があります。特にお腹で胎児を育てる妊婦さんは、積極的に摂取すべき栄養素ですよ。妊娠している場合は一般的な摂取目標量に加えて、アスパラを3本ほど食べれば必要量を満たせると言われています。

アスパラはダイエットに効果的?

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アスパラはダイエットに効果的と聞いたことがあるかもしれません。具体的に、どのような利点があるのかを詳しく解説していきます。

アスパラはカロリーが低い!

アスパラはカロリーが低く、ダイエット向きの野菜と言えるでしょう。100gあたりわずか21kcalしかないようです。その一方で、繊維が多いため咀嚼が必要になります。少しの量でも満足感があり、減量におすすめですよ。野菜自体のカロリーは少ないですが、調理方法には注意しましょう。揚げることや、たっぷりの油で加熱すると一気にカロリーが高くなります。少量の油で焼いたり、茹でることをおすすめしますよ。

むくみ改善に必要なカリウム

アスパラにはカリウムが含まれています。カリウムは、塩分を外に排出するために必要です。近年は食の欧米化が進み、塩分の摂り過ぎが問題になっています。アスパラを食べることで、余分な塩分を排出し、むくみの改善に役立ちますよ。

便秘解消に役立つ食物繊維

腸内環境を改善するために必要な、食物繊維も含まれています。食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があるとのこと。アスパラには不溶性食物繊維が多く、腸の動きを活性化しお通じを良くしてくれますよ。また、食物繊維は糖の吸収を穏やかにする効果もあります。

特徴を理解して、アスパラの栄養や効能を積極的に取り入れよう

アスパラはユリ科の野菜で、南ヨーロッパが原産地ということがわかりました。また、アスパラギン酸やルチンなど、栄養価が豊富でしたね。

カロリーも低く、食物繊維も豊富なのでダイエット向きの食材でもあります。ダイエット中の人にとっては、重要なキーワードですね。買い物リストにアスパラをメモしておきましょう。アスパラは、冷凍ものや缶入りの便利な商品も販売されています。日常的に取り入れて、健康な体を目指しましょう。

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家庭科

アスパラの栄養価はすごい?原産地や特徴・効能もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説

この記事では、アスパラの特徴や栄養・効能をみていきます。アスパラは綺麗なグリーン色で食感が良く、人気の野菜です。春頃になるとスーパーや八百屋で販売されているな。そんなアスバラの原産地はどこなのでしょうか。栄養や効能についても確認しておきたいな。今回はアスパラガスの豆知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。お気に入りのレシピは、アスパラベーコン。

アスパラの特徴は?

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アスパラが店頭に並ぶと、春を感じる人もいるかもしれません。サラダにしたり、フライパンで焼くだけで美味しいですよね。そんなアスパラの属性や名前の由来について、詳しく解説していきます。

アスパラはユリ科の野菜

アスパラはユリ科の野菜です。ユリ科の食材は他にも、玉ねぎやニラが相当しますよ。そもそも野菜は、葉菜類・果菜類・根菜類3種類に分けられます。アスパラは葉や茎を食べる、葉菜類に当たるようです。

名前の由来は?

アスパラの名前の由来は、英語の「asparagus」からそのまま取った外来語です。漢字での表記はないようですよ。では、なぜ「asparagus」と呼ばれるようになったのでしょうか。主に2説あると言われています。

1つ目は、古代ギリシア語で「甚だしく裂けている」ことを意味するから。2つ目は、「新芽」を意味する「asuparagos」から派生したと言われています。確かに春になると土からどんどん出てくるアスパラは、新芽そのものですね。

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