にんにくの芽は疲労回復や美容に良い栄養素がたくさん!効能や注意点も元栄養士がわかりやすく解説
3.低カロリーでダイエットにも
にんにくの芽はビタミン、ミネラルや食物繊維などの栄養素も含みながら、カロリーが少ないこと脂質が少ないこともあり、ダイエットに取り入れやすい野菜です。歯ごたえもよく、自然と多く噛むことで食べ過ぎることもなく満腹感も得やすくなりますよ。
しかし、中華料理などは油を多く使用している場合もありますので、組み合わせる食材や調味料に気をつける必要があるかもしれませんね。
4.疲労回復にもおすすめ
においの元となるのは、にんにくの芽をはじめネギやニラなど、においの強い野菜にも含まれているアリシンという成分。この成分にすごい働きがあるのです。アリシンがビタミンB1と一緒に働くことで疲労回復に役立ち、糖質の代謝も促進してくれるのでエネルギーとして使われやすくなります。にんにくの芽にもビタミンB1は含まれますが、さらに多く含まれる豚肉と一緒に炒めることでより効果的に摂取できるのでおすすめですよ。
また、葉酸は、血液をつくるサポートする役割や細胞を活性化する働きがあるので、疲労回復したいときには必要な栄養素です。
にんにくの芽の気になる2つのこと
じゃがいもの芽のように、にんにくの芽は体に良くないのか。食べ過ぎると具合が悪くなってしまうのか。気になるところですよね。にんにくの芽は毒がなく安全な野菜です。しかし食べ過ぎると刺激が強すぎるため体調に影響がある場合がありますので、詳しく解説していきます。
1.にんにくの芽に毒はある?
にんにくの芽という言葉には、2通りの意味があります。ひとつめはにんにくの球根から芽が出てくるもの、ふたつめは野菜のにんにくの芽のこと。どちらにも毒はありませんので安心してくださいね。ただ、にんにく中心の芽は苦みがある場合があるので、生で食べるときは取り除いたほうが良いでしょう。
2. 食べすぎるとどうなるの?
にんにくの芽のにおいの成分のアリシン。アリシンは刺激が強く、食べ過ぎることで胃腸に負担がかかりやすくなることがあります。アリシンの殺菌作用が強く働き、消化がしづらくなり嘔吐や胃痛、腸内環境の悪化の下痢などが起こることがあるので注意しましょう。
にんにくとは違い摂取量に制限がありませんが、一度に食べ過ぎないように気を付けましょうね。
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