にんにくの芽は疲労回復や美容に良い栄養素がたくさん!効能や注意点も元栄養士がわかりやすく解説
にんにくの芽の栄養素と効果効能は?
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においの成分はにんにくと同じですが、そのほかにも緑黄色野菜ならではの栄養成分が含まれています。疲労回復にも役立つお助け野菜です。その中で多く含まれている食物繊維やビタミンB群、βカロテンに注目してみましょう。カロリーも低いので、気にせず食べられるのもうれしいポイントですね。100g中の栄養成分は下記の通りとなります。
にんにくの芽(茎にんにく)の100g中の栄養成分
エネルギー~43kcal
たんぱく質~1.7g
脂質~0.2g
炭水化物~7.5g
食物繊維~3.8g
カリウム~160㎎
マグネシウム~15㎎
リン~33g
ビタミンK~51µg
ビタミンB1~0.1µg
ビタミンB2~0.07µg
ビタミンC~39㎎
βカロテン~680µg
葉酸~120µg
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
1.βカロチンで美肌効果
黄色やオレンジの野菜に多く含まれる色素のカロテノイドのひとつです。βカロテンを取ることで体内で必要な分だけビタミンAとして働きます。ビタミンAは抗酸化作用があり、以下のような役割です。
・皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)の促進させ美肌を作る
・紫外線から体を守る
・粘膜を健康に保つ(口、喉、腸などの体内など)
・ドライアイや夜盲症など視力に関する不調の改善
ビタミンAは油と一緒に食べることで、効率的に摂取できる脂溶性ビタミン。中華料理や炒め物に使うのは理にかなっているのです。
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2.食物繊維が豊富?
にんにくの芽の食物繊維は不溶性食物繊維といい、ほかの野菜と比べて比較的多く含まれているので積極的に取り入れたいですね。不溶性食物繊維は、水を取り込んで便のかさを増やし、腸の運動を活発にさせて便秘を解消させやすくなります。しかし、水分が足りないと便が固くなってしまうこともあるので、水分をしっかり摂ることも忘れないようにしましょう。
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