この記事では、人参の食べ方や下処理・保存方法についてみていきます。人参は和洋中どんな料理にも合う食材です。コチュジャンやポン酢、オリーブ油などの調味料だって相性がいいぞ。人気のレシピをたくさん紹介するな。ただ、人参は固いから下処理が難しい。切り方のコツや保存方法なども知りたいところです。今回はそんな人参の実用的な知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某飲食店でのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

人参の切り方のコツは?

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人参は栄養価も高く美味しいため、どんどん取り入れていきたい食材ですね。しかし、下処理が大変なのが悩みの種。人参の切り方のコツを解説していきます。

よく使う千切り

まずは、よく使う千切りから手順を説明します。

人参の千切り
1. 人参のヘタと皮をむく
2. 5cm幅に切る
3. 円形になっている切り口を下にして、縦長に置く 1~2mm幅に切る
4. 短冊状に切った人参を重ねて、横に1~2mmに切る

ここでのポイントは手順の3番目。薪割りのように人参を縦長に置いて切り、長方形の板のような形にしていく点です。安定させて切るので、切りやすく効率的に千切りができます。ぜひ挑戦してみてください。

離乳食にも使えるみじん切り

次は、離乳食にも使えるみじん切りのやり方を説明します。まずは、千切りの状態にしましょう。そこから90度回し、サイコロ状に細かく切っていくだけです。千切りさえマスターしたら、みじん切りはお手のものですね。ドライカレーやピラフに活用できますよ。試してみてくださいね。

人参を柔らかくする方法は?

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人参の下処理で次に困るのが、なかなか柔らかくならないという点。せっかく上手に料理できたのに、人参が固かったという経験があるかもしれません。今回は、人参を柔らかくする方法を2つ解説していきます。

\次のページで「1.電子レンジを使う」を解説!/

1.電子レンジを使う

電子レンジを使えば、手軽に早く柔らかくできるでしょう。まずは、用途に合わせて人参をカットします。耐熱容器に人参を入れ、大さじ1の水を加えましょう。ラップをかけて加熱すれば、柔らかい人参の完成です。人参半分の場合、600Wで1~2分程度温めれば良いでしょう。様子を見て、30秒ずつ延長するのがおすすめです。人参は、水分が少ない野菜。加熱して水分が飛びカチカチになるのを防ぐために、必ず水を加えるようにしましょう。冷蔵庫で1週間ほど日持ちしますよ。

2.しっかりと茹でる

コツを掴んで茹でれば、人参は柔らかくなります。ポイントは、水の状態から人参を入れて火にかけることです。こうすることで均一に火が通り、人参に甘みが出ますよ。塩を少し加えると、さらに上手に茹でることができます。カットしてから茹でると、短い時間でも火が通りますよ。茹で時間の目安は、細切りで2~3分・半月切りで5~6分・乱切りで12~15分です。

人参の美味しい食べ方

人参のレシピを検索すると、フードレシピがあり過ぎてどれを選んだらいいか分かりませんよね。今回は、フリーランス料理人おすすめの作り方を3つ紹介しますよ。あなたのお家の定番メニューになるかもしれません。

その1.食べ出したら止まらない「人参のしりしり」

食べ出したら止まらない、和風の副菜「人参のしりしり」を紹介します。まずは、人参を細切りにしましょう。次に、フライパンにごま油を入れ炒めます。全体がしなしなとしてきたら、酒・醤油・みりん・砂糖を同じ割合入れましょう。汁気がなくなったら、溶き卵を加えて火が通れば完成です。大人も子供も病み付きの、甘めの副菜ですよ。

その2.オシャレなデリ風サラダ「キャロットラペ」

フランスのおしゃれなカフェで出てきそうな、「キャロットラペ」を紹介します。まずは、人参を千切りにしましょう。スライサーやピーラーを使うと便利です。次に、お酢とオリーブオイルを2:1の割合で加えます。塩こしょうで味を整えて完成です。シンプルですが、人参の甘みとお酢が最高の味わいになります。お好みで、くるみやレーズン・カッテージチーズを加えるとアクセントになりますよ。

その3.付け合わせに最高「人参のグラッセ」

最後は洋食屋さんの付け合わせとして出てきそうな、「人参のグラッセ」を紹介します。ミニキャロットが手に入れば、ぜひ使ってみましょう。ミニキャロットがない場合は、人参を輪切りか親指サイズに切ります。鍋に人参を入れ、ひたひたになるぐらいの水を加えましょう。砂糖とバターを同じ割合で入れて、20分煮込めば完成です。ただ放っておいても、トロトロ柔らかな人参のグラッセが完成しますよ。

人参の保存方法は?

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人参の保存方法は悩ましいですね。常温保存はできるのでしょうか。また、使いかけのものはどのように保存するのが良いのでしょうか。詳しく解説してきます。

\次のページで「丸ごと1本だと常温保存できる」を解説!/

丸ごと1本だと常温保存できる

丸ごと1本の場合、常温保存ができます。1ヶ月程度保存できますよ。乾燥しやすいため、新聞紙やポリ袋に入れて保存するのがおすすめです。保存する際は、立てて保存しましょう。人参は、縦に成長する野菜です。横に置くと、縦に伸びようと余計にエネルギーを消費し、傷みやすくなります。驚きの保存方法ですね。

使いかけのものは冷蔵庫へ

使いかけのものは、冷蔵庫で保存しましょう。3~4日ほど保存できます。表面が乾燥しやすいため、必ずラップをして保存しましょう。またヘタが付いているとヘタに養分が取られ、傷みやすくなります。なるべく、ヘタが付いているところから使うようにしましょう。

冷凍保存の場合は1ヶ月ほど

人参は冷凍保存もできます。冷凍で1ヶ月ほど保存できますよ。解凍してからカットすると、品質が悪くなりやすいです。用途に合わせて切っておくことをおすすめします。また、乱切りなどで厚めに使いたい場合は、下茹でしてから保存するようにしましょう。あらかじめ茹でておくことで、食感が良くなりますよ。

傷んでいる人参の見極め方は?

人参をうっかり使い忘れていた、なんてことありますよね。腐っているか心配になることも。まだ食べられるかどうか、見分ける方法を解説していきます。

ドロドロしているものは避けよう

腐っているかの見極め方は、切った時に中身がドロドロしているかどうかです。実が溶けてヌルヌルとしている場合は、食べない方がよいでしょう。また白いカビが生えていたり酸っぱい臭いがする場合も、廃棄した方がよさそうです。

簡単な下処理と保存方法を活用して、美味しく人参を食べよう!

人参を下処理する時は、縦長に切るのがポイントでした。切り方をマスターして、様々な手作り料理にチャレンジしてみましょう。人参のレシピは味付けがシンプルなものが多いので、ビギナーズの方にもおすすめですよ。保存方法については丸ごとの場合、立てて保存することが大事なキーワードでした。今回の知識を活かして、栄養価も彩りも豊かな人参をどんどん取り入れていきましょう。

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家庭科

人参は立てて保存する?下処理や美味しい食べ方もフリーランス料理人がわかりやすく解説

この記事では、人参の食べ方や下処理・保存方法についてみていきます。人参は和洋中どんな料理にも合う食材です。コチュジャンやポン酢、オリーブ油などの調味料だって相性がいいぞ。人気のレシピをたくさん紹介するな。ただ、人参は固いから下処理が難しい。切り方のコツや保存方法なども知りたいところです。今回はそんな人参の実用的な知識を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某飲食店でのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

人参の切り方のコツは?

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人参は栄養価も高く美味しいため、どんどん取り入れていきたい食材ですね。しかし、下処理が大変なのが悩みの種。人参の切り方のコツを解説していきます。

よく使う千切り

まずは、よく使う千切りから手順を説明します。

人参の千切り
1. 人参のヘタと皮をむく
2. 5cm幅に切る
3. 円形になっている切り口を下にして、縦長に置く 1~2mm幅に切る
4. 短冊状に切った人参を重ねて、横に1~2mmに切る

ここでのポイントは手順の3番目。薪割りのように人参を縦長に置いて切り、長方形の板のような形にしていく点です。安定させて切るので、切りやすく効率的に千切りができます。ぜひ挑戦してみてください。

離乳食にも使えるみじん切り

次は、離乳食にも使えるみじん切りのやり方を説明します。まずは、千切りの状態にしましょう。そこから90度回し、サイコロ状に細かく切っていくだけです。千切りさえマスターしたら、みじん切りはお手のものですね。ドライカレーやピラフに活用できますよ。試してみてくださいね。

人参を柔らかくする方法は?

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人参の下処理で次に困るのが、なかなか柔らかくならないという点。せっかく上手に料理できたのに、人参が固かったという経験があるかもしれません。今回は、人参を柔らかくする方法を2つ解説していきます。

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