ダイエットの救世主?カリフラワーの栄養や特徴・効能を管理栄養士が詳しくわかりやすく解説
カリフラワーのありがたい効能とは?
たくさんの栄養を持ち合わせているカリフラワーですが、どのような効果や効能があるのか詳しく見ていきましょう。
ダイエットにおすすめ!
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カリフラワーのカロリーは可食部100gあたり約27キロカロリー。低カロリーで栄養が豊富なので、ダイエットにとてもおすすめです。ダイエットだからといって、食べなかったりカロリーばかりを気にして必要な栄養を取らないと、体重は落ちても健康的ではなく体が悲鳴をあげてしまいます。その点、カリフラワーにはいろいろな栄養が含まれているので、お腹いっぱい食べても安心ですね。
最近では、白色のカリフラワーを細かくした、ご飯の代換品「カリフラワーライス」がダイエットの強いサポーターとなっています。野菜だけどご飯のような見た目になるので、チャーハンやドリア、ライスサラダなどにアレンジできますよ。もちろん、カリフラワーだけを食べるのではなく、カリフラワーにはない栄養の食品もバランスよく食べて健康的なダイエットをしましょう。
免疫力アップで風邪予防にも!
ビタミンCには、免疫力を高めて風邪をひきにくくしたり、ストレスや病気への抵抗力を高める働きがあります。それだけでもうれしいですが、さらに皮膚や粘膜の健康維持を助け、肌にハリをもたせ美容効果を高め、シミやくすみなどの改善効果をもたらすための助けをしてくれるのです。
通常ビタミンCは熱に弱いといわれますが、カリフラワーに含まれるビタミンCは熱に強いので茹でることによる損失が少なく、効果的にビタミンCを摂取することができます。さらに驚くことにつぼみよりも茎の方が約2倍多く含まれているので、茎の部分も薄くスライスするなどして、つぼみと同じように利用しましょう。
カリフラワーを食べると血圧が下がる?
カリフラワーに含まれるファイトケミカルのスルフォラファンという抗酸化物質には、血圧を下げる働きがあることが研究により分かっています。これにより、心臓を守り、心臓病を防ぐことに役立っているのです。さらにカリフラワーには、がんなどの異常な細胞が成長するのを防ぐアリルイソチオシアネートという成分が含まれているそう。何だかむずかしい名前ですが、すごいものだということはわかりますね。
これらの成分はカリフラワーだけではなく、アブラナ科の野菜(ブロッコリーやキャベツ、チンゲン菜、ケール、芽キャベツ)にもあることが分かっているので、日々の食生活で積極的にとりたいものです。
骨が強くなる
カリフラワーには、ビタミンKが豊富に含まれています。これは骨密度を高めるのに役立ち、血液凝固にも必要なもの。またナトリウム(塩分)を体の外に出す作用があり、血圧の上昇を抑えることによる脳梗塞や動脈硬化の予防に効果があります。
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