旬の時期にたけのこを食べよう!たけのこの種類や選び方も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!
選ぶ時のポイントなども料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。
ライター/いわ さゆこ
4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。たけのこの時期になると知り合いの竹やぶでたけのこ堀りをします。取れたてのたけのこはえぐみが少なく様々なレシピで使用できますよ。栄養豊富なたけのこを献立にとりいれ、保存方法を工夫して旬の味覚を堪能しています。
たけのこには種類があるの?
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たけのこは竹の若芽であり、日本や中国などアジア各地域で食べられています。竹の種類がたくさんあるように、たけのこにもたくさんの種類が存在しているのです。今回は代表的なものから、少し変わったものまで4つご紹介します。
1.孟宗竹(もうそうちく)
市場に出回る多くのたけのこが孟宗竹と呼ばれる品種で、たけのこの中ではえぐみは少なめで、肉質が柔らかく香りも良いのが特徴です。中国原産で日本には始めに沖縄に伝わり、その後は北海道を除く日本各地に広がりました。
孟宗竹は竹の中で一番大きく育ち、太くて大きいたけのこが収穫できます。主な産地は、九州から四国ですが、広範囲に渡り分布しているので関西地方でも収穫することができるのです。孟宗竹は寒冷地ではあまり育たないため、東北地方での収穫量はそれほど多くはありません。
2.淡竹(はちく)
淡竹は一般的にはあまり出回っていないたけのこです。少し赤紫がかった薄い皮に包まれており、産毛があまりありません。スラっとした姿が特徴で、食べると柔らかくシャキっとした食感です。甘みがありえぐみが少なく、皮をむいて水から下茹でするだけで、アク抜きしなくても食べられる品種になります。
さっと茹でてサラダにしてもいいですね。主に近畿から九州にかけて収穫されており、比較的寒さにも強いので北海道南部でも育つことができます。
3.真竹(まだけ)
孟宗竹の次に日本で多く出回っているのが真竹のたけのこです。成長がとても早く、一日で1メートル近く伸びることもあるのだそう。見た目は細長く、皮に黒いまだら模様があるのが特徴です。
強い苦みやえぐみが特徴的な品種で、苦竹という別名を持っています。丁寧に下茹でを行うことでアクを取り除きましょう。食感はコリコリしており、風味もよいので煮物には最適です。
4.四方竹(しほうちく)
珍しいたけのこ、四方竹は主に高知県などで収穫できる品種です。このたけのこはとてもデリケートで、収穫した瞬間からえぐみが増えます。そのため市場に出回る機会は多くありません。
見た目は、細長く太さは1~2㎝程度で、綺麗な黄緑色です。切った断面の角が丸い四角をしているのが特徴的で、身は白く、独特の風味があります。アクは比較的少なく歯触りがよいので食べやすいでしょう。
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