この記事ではファイルとフォルダの違いについてみていきます。どちらもコンピュータで作業する際には必ず使うものですね。パソコン上での機能が大きく違うが、それにともなった違いも他にあるようです。今回はコンピュータには必ずと言っていいほど存在するファイルとフォルダの違いを、IT雑学のライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

一般企業に勤務する傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味でIT関連の学習をしており、学んだ内容をもとに本記事を執筆していく。

ファイルとフォルダの大まかな違いは?

ファイルとフォルダはコンピュータ上での位置付けが大きく違い、前者はデータそのものを後者はデータの格納場所をそれぞれ指しています。しかしコンピュータ上でそれぞれを作成したり移動したりする場面においては、類似点も見られるでしょう。

違いその1:意味

コンピュータで作業する際の用語として使われるファイルやフォルダは、そもそも何を指す言葉でしょうか。両者の違いをチェックする前に、それぞれの定義について具体例を挙げながら確認しておきましょう。

ファイル:データそのもの

image by iStockphoto

コンピュータ上のファイルとは、データそのものを指す言葉です。具体的には文書や画像、音楽や動画などのコンテンツがわかりやすいでしょう。しかしプログラムやアプリケーションの本体といった、実際に機能するものまでがファイルという種類に含まれます。

フォルダ:データの保存先

image by iStockphoto

コンピュータで扱うフォルダとは、データの保存先を意味する言葉です。上述のファイルを格納することが、主な機能とされているでしょう。コンピュータのOSにおいては、デスクトップやドキュメントといった名称が初期設定として使われているかもしれません。

違いその2:拡張子

コンピュータで扱うコンテンツでは名前に拡張子がついているケースがありますが、ファイルとフォルダでその違いは見られるのでしょうか。本項ではファイルとフォルダの拡張子の違い、及びそれによって起こる現象を比較していきましょう。

\次のページで「ファイル:各形式ごとにある」を解説!/

ファイル:各形式ごとにある

コンピュータで扱うファイルには、必ず各形式ごとにdocxやxlsx、appなどの拡張子がついています。拡張子はファイルを展開するソフトの種類やバージョンによって有効なものが違うため、別の拡張子を使って書き出すことがあるでしょう。

拡張子が変わる際は、「.」より前につくファイルの名称を変えなくても保存可能です。しかし後々ファイルの編集が必要な場合は、フォルダ内が煩雑になるかもしれない点に注意しましょう。

フォルダ:拡張子はない

フォルダはファイルを格納しているだけなので、拡張子はつきません。そのため同じフォルダ内でフォルダを複製したら、「コピー」という言葉がついたりナンバリングされたりするでしょう。ただしデータサイズの大きいファイルを圧縮した際は、「.zip」という拡張子がつきますが、展開するとこちらもなくなります。

ファイルとフォルダの操作における類似点は?

ファイルとフォルダの違いを比較してきましたが、コンピュータ上で操作をする際に類似点は見られるでしょうか。本項ではファイルとフォルダの操作において、考えられる類似点をみていきましょう。

1.中身が空でも作成可能

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コンピュータにおけるファイルもフォルダも、中身になるコンテンツがなくても作成可能です。ファイルはタイトルだけをつけて後から中身を加えていったり、フォルダであればあらかじめ作っておいて後からコンテンツを格納したい場合などに有効な手段でしょう。

\次のページで「2.ファイル展開中は移動ができない」を解説!/

2.ファイル展開中は移動ができない

あるファイルをソフトで展開している際は、そのファイル及びそれを含むフォルダを別のフォルダなどに移動できないでしょう。なぜならソフトはファイルの置き場所を指定して、ファイルを展開するからです。もちろんそのファイルを直接含んでいるフォルダだけではなく、その上位にあるフォルダも全てが含まれます。

そのためフォルダを移動する際にエラーが起こったら、含まれるファイルが全て閉じられているか確認してみましょう。また移動したファイルを展開する際に、ソフトの履歴からは立ち上がらないという点も覚えておくと便利です。

ファイルとフォルダはコンピュータ上での役割が違う

ここまでみてきた通り、ファイルとフォルダではコンピュータ上での役割が違います。よく使われる2つの言葉ですが、コンピュータ上の説明やエラーメッセージ等で何を指しているかの定義に注意が必要でしょう。ファイルやフォルダに関係する現象も、コンピュータの操作でエラーがでた際などにぜひ参考にしてみてください。

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雑学

ファイルとフォルダの違いは?保存先になるのはどっち?拡張子や類似点もIT雑学ライターが詳しくわかりやすく解説

この記事ではファイルとフォルダの違いについてみていきます。どちらもコンピュータで作業する際には必ず使うものですね。パソコン上での機能が大きく違うが、それにともなった違いも他にあるようです。今回はコンピュータには必ずと言っていいほど存在するファイルとフォルダの違いを、IT雑学のライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

一般企業に勤務する傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味でIT関連の学習をしており、学んだ内容をもとに本記事を執筆していく。

ファイルとフォルダの大まかな違いは?

ファイルとフォルダはコンピュータ上での位置付けが大きく違い、前者はデータそのものを後者はデータの格納場所をそれぞれ指しています。しかしコンピュータ上でそれぞれを作成したり移動したりする場面においては、類似点も見られるでしょう。

違いその1:意味

コンピュータで作業する際の用語として使われるファイルやフォルダは、そもそも何を指す言葉でしょうか。両者の違いをチェックする前に、それぞれの定義について具体例を挙げながら確認しておきましょう。

ファイル:データそのもの

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コンピュータ上のファイルとは、データそのものを指す言葉です。具体的には文書や画像、音楽や動画などのコンテンツがわかりやすいでしょう。しかしプログラムやアプリケーションの本体といった、実際に機能するものまでがファイルという種類に含まれます。

フォルダ:データの保存先

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コンピュータで扱うフォルダとは、データの保存先を意味する言葉です。上述のファイルを格納することが、主な機能とされているでしょう。コンピュータのOSにおいては、デスクトップやドキュメントといった名称が初期設定として使われているかもしれません。

違いその2:拡張子

コンピュータで扱うコンテンツでは名前に拡張子がついているケースがありますが、ファイルとフォルダでその違いは見られるのでしょうか。本項ではファイルとフォルダの拡張子の違い、及びそれによって起こる現象を比較していきましょう。

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