3分でわかる!オンデマンド授業とオンライン授業とは?配信方法や特徴の違いも雑学コレクターがわかりやすく解説!
ライター/モトキ
月20冊以上の本に目を通す雑学コレクター兼ライター。日頃より培った知識とその情報取集力を活かして分かりやすく情報を伝えていく。
オンデマンド授業とオンライン授業の違い
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オンデマンド授業とオンライン授業は、名前が似ていることから混同させて考えている方も多く見かけます。オンデマンド授業とオンライン授業を詳しくみてみると、大きく配信方法に違いがあることがわかりました。オンデマンド授業とオンライン授業の違いは、どのようなものなのかみてみましょう。
オンデマンド授業:録画されているものを閲覧する授業形式
オンデマンド授業はあらかじめ用意されている映像や書類、音声データを活用した授業形式で学校指定のサイトにアクセスをして利用します。オンデマンド授業ではユーザーが好きなタイミングで動画視聴や、書類などを閲覧することができるのが特徴です。
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オンライン授業:ネットを介しリアルタイムで行われる授業形式
オンライン授業では教室で授業を行うように、ネットを介してリアルタイムで行われる授業形式です。オンライン授業ではオンデマンド授業とは違い双方でコミュニケーションを取り合えるのが特徴があり、オンライン通信を使用する際には、双方間で開始時間や終了時間を合わせる必要があります。
オンデマンド配信やオンライン配信を利用するためには、ネット環境とパソコンやタブレットなどの端末が必要になります。学生であれば端末は学校から支給されるので問題ありませんが、それ以外の方は自前で用意しなければオンデマンドやオンラインのサービスを利用することができないため注意が必要です。
その1:好きなタイミングで勉強できる
オンデマンド授業は生徒の好きな時間、好きな場所で学習することができます。しかしその反面、生徒の自主性に依存するやり方でもあるため注意しなければいけないことも。
オンデマンド授業は学生が主体的に行う事を前提に取り入れられている仕組みですが、生徒がどのような態度でオンデマンド授業を受講しているのかを教師陣には把握する術がありません。通常の授業であれば勉強を怠っている学生に対して、講師が注意をすることができるため一定の秩序を保つことができますが、オンデマンドで同じことをしようとしても限界があります。
そうした生徒の学習へのモチベーションに対しても何かしらの工夫をしなければ、真面目に取り組んでいる生徒とそうでない生徒との間に学習格差が生まれやすいシステムと言えるでしょう。
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その2:予習・復習がしやすい
オンデマンド授業は動画を主に活用した学習方法で、一時停止をしたり1度見返したりなどと気になる部分や、よく理解できなかった所を重点的に見る事ができます。そのため予習や復習などに向いており、非常に学習効率の良い方法といえるでしょう。しかし動画を主に活用したオンデマンド授業ならではの弊害も。
動画をいくら見返すことができるといっても、生徒の中には学習内容に対して理解しきれない者も当然出てきます。普段の授業であれば、教師に質問をすることなどで補足説明をしてくれますが、動画形式を採用しているオンデマンド授業では、質問をすることができません。ただ学校によっては専用のチャットツールを用意しているところもあるため、質問すること自体はできますがなかなか回答が返ってこないといったデメリットもあるようです。
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