牛乳にはビタミンも豊富だった!特徴や栄養、身体との関係も管理栄養士が分かりやすくわかりやすく解説
牛乳と身体の関係について
image by iStockphoto
牛乳は身近な食材であるからこそ身体への影響について様々な疑問が浮かんできますよね。ここではその中から2つの疑問について詳しく解説していきますよ。
牛乳を飲むと太るって本当?
エネルギー量だけで見ると牛乳は1杯(200ml)134kcalです。ご飯1膳(約240kcal)と比べても、とても多いというわけではありません。飲み過ぎた場合に「摂取(食べた)エネルギー量」が「消費(使う)エネルギー量」を上回る可能性はありますが、それはどの食べ物にも言えることですよね。
牛乳にはたんぱく質や脂質が含まれているので腹持ちがしやすいです。小腹が空いた時に飲むだけでもお腹が満たされますよ。栄養も補えるので、むしろ間食におすすめしたい食材です。
乳糖不耐症とは?
乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)は牛乳を飲むことで腹痛や下痢を起こします。牛乳アレルギーとは違いますよ。牛乳アレルギーは免疫の異常反応が起きるのに対して、乳糖不耐症は消化酵素が足りなくて乳糖が上手く分解できない状態です。この乳糖を分解する消化酵素(ラクターゼ)は年齢と共に減少していきます。そのため大人によくみられる症状なのですよ。
牛乳を温めて飲むこと、少量にとどめておくことで症状が出にくい場合があります。また、ヨーグルトやチーズは牛乳に比べて乳糖が分解されているので食べても問題ないことが多いですよ。乳糖を分解した乳飲料も売られているので見つけたら試してみるのもいいですね。
栄養豊富な牛乳を飲んで骨を丈夫に保とう!
牛乳は加熱殺菌することで安全に飲める状態で私たちの元へ届けられています。開封後は菌が繁殖しやすくなるので速やかに使い切るようにしてくださいね。また、成長期から大人まで全ての年代に必要な栄養が詰まっているので毎日飲んだり料理に使用することでたんぱく質やビタミン、ミネラルを補いましょう。1日1杯(200ml)程度を目安に乳製品で代用もしながら上手く取り入れていってくださいね。