3分で分かる落とし蓋の使い方!鍋の蓋との違いや落とし蓋が家にない時の代用品も雑学コレクターが分かりやすくわかりやすく解説!
ライター/モトキ
月20冊以上の本に目を通す雑学コレクター兼ライター。日頃より培った知識とその情報取集力を活かして分かりやすく情報を伝えていく。
落とし蓋と鍋の蓋の違いとは?
image by iStockphoto
煮物などを作る際に使われる落とし蓋ですが、鍋の蓋と何が違うのか説明できる方は少ないのではないでしょうか。落とし蓋と鍋の蓋の大きな違いは大きさと使用用途にあります。どのような違いがあるのかみてみましょう。
落とし蓋:食材の上に落として使う
落とし蓋は直径が鍋よりも小さいのが特徴的な調理器具です。食材の上へ落として使うことから落とし蓋と呼ばれるようになりました。落とし蓋は主に煮物などを作る際に使われます。
・昔ながらの木製
・丈夫なステンレス製
・安価な樹脂製
・デザインが豊富なシリコン製
などの種類があります。中でもステンレス製の落とし蓋は鍋の大きさに合わせて、直径の長さを変えられる変形式のものが多くあり、どんな直径の鍋でも利用しやすいため初めて使用するにはおすすめなタイプです。
鍋の蓋:ホコリや乾燥から鍋を守る
鍋の蓋の大きさは、落とし蓋と違って鍋の直径と同じに作られています。鍋の蓋があることによって、ホコリや乾燥から鍋の中身を守ったり蓋をすることで熱を保ちやすくしたりといった効果を期待することができる調理器具です。
こちらの記事もおすすめ
【慣用句】「身も蓋もない」の意味や使い方は?例文や類語を日本語オタクライターがわかりやすく解説!
そもそも落とし蓋とは?
日頃から料理をする人の中には落とし蓋は聞いた事があるけど、使った事がないという方も多いのではないでしょうか。落とし蓋は煮物を作る上であると便利な調理器具です。落とし蓋をうまく活用することで手間暇かけることなく煮物の完成度を簡単に上げることができます。そんな落とし蓋の特徴や使い方をみてみましょう。
落とし蓋を使うタイミングは?
落とし蓋をいつ使えば良いのかタイミングがいまいち分からない。という方も中にはいるのではないでしょうか。落とし蓋の使うタイミングは簡単で、食材を煮込み始めたらそっと上に乗せるだけ。これだけで煮物を美味しく作れてしまうため落とし蓋を使わない手はありません。
その1:煮崩れを防げる
落とし蓋を使用することで食材の煮崩れを防ぐことが可能です。荷崩れの原因として煮込んでいる最中に食材が動いてしまい、食材同士でぶつかることで起きると言われています。落とし蓋は食材の上に直接乗せる調理器具であるため、いくら煮立たせても食材は動くことはありません。その結果、煮崩れのない美味しい煮物を作ることができるのです。
その2:味が均等に染み込みやすくなる
いざ煮物を作ろうとしても、食材にうまく味を染み込ますことができず味にムラができてしまった。などという経験をしたことある人も中にはいるかもしれません。しかしそんな悩みも落とし蓋を使用することで簡単に解決することができてしまいます。
方法は簡単で落とし蓋を食材の上に置いて放置するだけ。たったそれだけの工程で全体的にムラなく味が染み込んだ煮物ができてしまいます。なぜ落とし蓋を使用すると味が染み込みやすくなるのでしょうか。その仕組みを見てみましょう。
落とし蓋を食材の上に乗せると沸騰した煮汁が当たり、跳ね返ることで鍋の中では対流が発生します。その対流が起きることで煮汁が自然と混ざり合い、鍋の中に行き渡ることで均等に食材に味がつくといった仕組みです。
\次のページで「その3:煮汁の蒸発予防に」を解説!/