突然ですが、みんなはキムチが好きか?キムチと言えば韓国をイメージするでしょうが、好きな漬物の上位にランクインすることも多く、今や日本人にもなじみのある食材ですね。この記事ではキムチの旬や保存方法についてみていきます。この記事を読めば、キムチについての理解が深まるでしょう。おすすめの食べ方についても料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。キムチは中学生の息子が好きで常備しています。そのまま食べてもよし、トッピングや調理の具材としても活躍するキムチ。美味しいだけではなく栄養価も高いところが嬉しいです!

キムチには種類があるの?

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キムチには、さまざまな具材を使ったものがあり、その数は200種類以上あると言われています。白菜のキムチ、きゅうりのキムチ(オイキムチ)、大根のキムチ(カクテキ)などは有名ですよね。

また、焼き肉屋さんでは、海鮮キムチや山芋キムチなどを提供しているお店もあるようです。韓国式で作られるキムチと、和風キムチ(浅漬けキムチ)にも違いがあります。どんな違いがあるのかみていきましょう。

韓国式と和風キムチの違いは?

韓国式のキムチと和風キムチの違いは、主に乳酸発酵の有無にあります。韓国式のキムチは発酵食品で、毎日徐々に発酵が進む生きた食品です。酸味、発酵臭、香辛料や魚介の香りが混ざった強い臭いをともなうことから、日本では好みが分かれるかも知れません。

日本では、白菜の塩漬けに唐辛子などの調味料を加える方法でもキムチが作られており、浅漬けキムチ、和風キムチなどと呼ばれます。こちらはおつまみ感覚でぱくぱく食べられますね。

キムチはどこで買えるの?

辛い物が食べたくなる夏も、鍋がおいしい冬も重宝するのがキムチですよね!味はメーカーによって千差万別です。使っている食材も異なりますので、好みや食べ方によって選びましょう。スーパーでの取り扱いがない商品も通販で入手可能です。その際は実際に手に取ってみることができませんので、食材や賞味期限、内容量などをしっかり確認してから購入するよようにしてくださいね。

キムチに旬はある?

キムチは主に野菜が原料ですから、使う野菜の旬の時期に美味しくなります。 夏のきゅうりは瑞々しいですし、白菜は冬の時期が甘みもあり最も美味しいです。一般的にはキムチは冬に美味しいといわれています。夏の暑い時期に比べて、寒い時期に漬けたキムチはゆっくりと時間をかけて発酵し、味に深みが出て美味しくなるという理由からです。

韓国では白菜キムチ作りに適しているのは、最低気温が0℃以下、平均気温が4℃以下の日が続いている頃で、この時に漬けたキムチが最もおいしいのだとか。時期を逃すとキムチが凍ってしまうので、ソウルではだいたい11月の終わりから12月の第1週頃が目安になるそうです。

どんなキムチが美味しいの?食べごろのキムチはここをチェック!

キムチは発酵タイプ非発酵タイプの2種類あるのをご存じでしょうか?発酵キムチとは、塩漬けした白菜などに薬味を加えて、低温で発酵させたものです。 それに対し、非発酵キムチとはキムチ味の調味料に野菜を漬けたものを指します。

発酵キムチは乳酸発酵を行っているため乳酸菌が多く、発酵が進むと味が変わってくるのが特徴です。時間経過と共に酸っぱくなりますが腐っているわけではありません。酸っぱさが苦手な方は加熱料理に使用することで美味しく食べられますよ。

調味料で漬け込んだ非発酵キムチは、時間経過で発酵や熟成をせずに腐敗するので、韓国式のキムチとは区別されます。パッケージに食べごろの記載があれば、ほぼ発酵キムチですので、キムチ選びの参考にして下さい。熟成の目安として、冷蔵庫保管で4~10日ほどが食べごろです。また、熟成し少し酸味がでてくる2週間頃が、もっとも栄養価が高く美味しいといわれています。

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こんなキムチは食べちゃダメ!

お店で購入したものには賞味期限の記載がありますので、できるだけ期限を守って食べ切るようにして下さい。保管状況によっては、賞味期限内であってもキムチの発酵が早く進んだり、腐敗によって酸味が強くなってしまっている可能性がありますので注意が必要です。

腐ると酸味が強くなり、変色し始めます。キムチは元々、特有の臭いがありますので通常の酸っぱい臭いの場合は大丈夫です。しかし、傷み具合を確認しづらく判断に迷うこともあるでしょう。キムチの匂いや色が変化したと感じる場合ぬめりがある場合カビが生えている場合は迷わず処分してください。

キムチはどうやって保存すればいいの?

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キムチをおいしく食べ切るために、適切な保存方法を知っておきましょう。

1.冷蔵保存

キムチは通常10℃以下の冷蔵保存が基本です。冷蔵保存でも、発酵して徐々に酸味が増していきますので、酸味が苦手な場合はチルド室での保存により発酵を遅らせることができます。キムチは一度開封すると酸化が進むので、密封容器に移し換えて冷蔵保存することが望ましいです。そして、なるべく早く消費しましょう。

2.冷凍保存

冷凍すると乳酸菌は死滅せずに、活動停止状態になります。この間発酵が緩やかなので、冷凍のキムチは長期保存が可能なのです。すぐに食べないキムチは冷凍保存するのがおすすめですよ。

ただし、冷凍したキムチを解凍すると水気が出て味が薄くなり、特有のシャキシャキ食感もなくなり、全体的に柔らかくなってしまいます。解凍する際は、冷蔵庫での自然解凍か流水解凍し、なるべく早く食べきるようにしましょう。そのままでも食べられますが、チャーハンやスープ、炒め物など加熱調理することで、食感を気にせず美味しく食べられますよ。また、一度解凍したキムチの再冷凍は品質が低下するので避けた方がいいです。

いいところに気づきましたね。きゅうりや大根のキムチは水分が多すぎるので、冷凍すると食感が大きく変わってしまうのでおすすめしません。白菜キムチも食感に変化があるので、シャキシャキ感を楽しみたい方には不向きかも知れませんね。

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キムチ料理が食べたい!相性のいい食材とおすすめの調理法をご紹介!

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キムチはそのままでも、調理してもおいしく食べられます。相性のいい食材と組み合わせることで、栄養価をアップさせることができますよ!

その1.チーズと卵で栄養価アップ!

キムチは、タンパク質とカルシウムが少ないので、チーズや卵と一緒に摂ることで栄養バランスが良くなります。卵とチーズを使った簡単なキムチの卵とじ丼はいかがでしょうか。フライパンでキムチを炒めて、チーズ入り卵でとじるだけという手軽さです。時間がないときにピッタリ!おかずいらずで、洗い物も少ないのでおすすめですよ。

その2.納豆で腸内環境を整える!

発酵食品同士で、栄養面で相乗効果を得ることができる相性がいい組み合わせです。納豆に含まれる納豆菌とキムチの乳酸菌は腸内環境の改善にもつながります。食欲がない時でもつるっと食べられる納豆キムチそうめんがおすすめです。

納豆とキムチを混ぜてごはんと一緒に食べるのもいいのですが、そうめんならさっぱりしたのど越しで、暑い時期でもスムーズに栄養補給ができますよ。ミョウガやネギ、大葉などの薬味を加えると風味がアップします。

その3.豚肉でスタミナアップ!

豚肉には、タンパク質やビタミンB群が豊富なので、疲労回復効果があります。そこで、定番の豚キムチはいかがでしょうか。キムチに味が付いているので、余計な味付けは不要です。足りない場合は醤油やめんつゆで味を整えてください。キャベツや玉ねぎ、ピーマンや人参など、冷蔵庫の残り野菜を加えてもいいですね。

メーカーによって辛さや発酵具合も異なるので、自分好みの味を見つけてみましょう!自分でキムチを漬けることもできますので、興味がある方はチャレンジしてみてもいいですね。

正しい保管方法で旨味の詰まったキムチを美味しく食べよう!

キムチは発酵食品で、栄養価も高く日々の食事に取り入れて欲しい食品です。そのままはもちろん、トッピングや調理にも使えて料理のバリエーションにも幅がでますよ!冷蔵・冷凍と正しい保存方法でおいしく食べましょう!

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美味しいキムチが食べたい!キムチの旬・保存方法やおすすめの食べ方も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!

突然ですが、みんなはキムチが好きか?キムチと言えば韓国をイメージするでしょうが、好きな漬物の上位にランクインすることも多く、今や日本人にもなじみのある食材ですね。この記事ではキムチの旬や保存方法についてみていきます。この記事を読めば、キムチについての理解が深まるでしょう。おすすめの食べ方についても料理が趣味の主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。キムチは中学生の息子が好きで常備しています。そのまま食べてもよし、トッピングや調理の具材としても活躍するキムチ。美味しいだけではなく栄養価も高いところが嬉しいです!

キムチには種類があるの?

image by iStockphoto

キムチには、さまざまな具材を使ったものがあり、その数は200種類以上あると言われています。白菜のキムチ、きゅうりのキムチ(オイキムチ)、大根のキムチ(カクテキ)などは有名ですよね。

また、焼き肉屋さんでは、海鮮キムチや山芋キムチなどを提供しているお店もあるようです。韓国式で作られるキムチと、和風キムチ(浅漬けキムチ)にも違いがあります。どんな違いがあるのかみていきましょう。

韓国式と和風キムチの違いは?

韓国式のキムチと和風キムチの違いは、主に乳酸発酵の有無にあります。韓国式のキムチは発酵食品で、毎日徐々に発酵が進む生きた食品です。酸味、発酵臭、香辛料や魚介の香りが混ざった強い臭いをともなうことから、日本では好みが分かれるかも知れません。

日本では、白菜の塩漬けに唐辛子などの調味料を加える方法でもキムチが作られており、浅漬けキムチ、和風キムチなどと呼ばれます。こちらはおつまみ感覚でぱくぱく食べられますね。

キムチはどこで買えるの?

辛い物が食べたくなる夏も、鍋がおいしい冬も重宝するのがキムチですよね!味はメーカーによって千差万別です。使っている食材も異なりますので、好みや食べ方によって選びましょう。スーパーでの取り扱いがない商品も通販で入手可能です。その際は実際に手に取ってみることができませんので、食材や賞味期限、内容量などをしっかり確認してから購入するよようにしてくださいね。

キムチに旬はある?

キムチは主に野菜が原料ですから、使う野菜の旬の時期に美味しくなります。 夏のきゅうりは瑞々しいですし、白菜は冬の時期が甘みもあり最も美味しいです。一般的にはキムチは冬に美味しいといわれています。夏の暑い時期に比べて、寒い時期に漬けたキムチはゆっくりと時間をかけて発酵し、味に深みが出て美味しくなるという理由からです。

韓国では白菜キムチ作りに適しているのは、最低気温が0℃以下、平均気温が4℃以下の日が続いている頃で、この時に漬けたキムチが最もおいしいのだとか。時期を逃すとキムチが凍ってしまうので、ソウルではだいたい11月の終わりから12月の第1週頃が目安になるそうです。

どんなキムチが美味しいの?食べごろのキムチはここをチェック!

キムチは発酵タイプ非発酵タイプの2種類あるのをご存じでしょうか?発酵キムチとは、塩漬けした白菜などに薬味を加えて、低温で発酵させたものです。 それに対し、非発酵キムチとはキムチ味の調味料に野菜を漬けたものを指します。

発酵キムチは乳酸発酵を行っているため乳酸菌が多く、発酵が進むと味が変わってくるのが特徴です。時間経過と共に酸っぱくなりますが腐っているわけではありません。酸っぱさが苦手な方は加熱料理に使用することで美味しく食べられますよ。

調味料で漬け込んだ非発酵キムチは、時間経過で発酵や熟成をせずに腐敗するので、韓国式のキムチとは区別されます。パッケージに食べごろの記載があれば、ほぼ発酵キムチですので、キムチ選びの参考にして下さい。熟成の目安として、冷蔵庫保管で4~10日ほどが食べごろです。また、熟成し少し酸味がでてくる2週間頃が、もっとも栄養価が高く美味しいといわれています。

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