
小麦粉は劣化しやすい?製造方法やおすすめの食べ方・保存方法について管理栄養士が詳しくわかりやすく解説!

小麦粉の代用品として米粉も注目されている食品の一つだよな。ただし米粉は製品によって吸水率が大きく違ったり小麦粉のように上手く膨らまなかったりするぞ。単に小麦粉のレシピを米粉で代用すると失敗しやすいから、米粉専用のレシピで作る事をおすすめするぞ。
保存方法別のポイント

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小麦粉は賞味期限が比較的長い食品です。薄力粉や中力粉であれば製造から約1年、強力粉は約半年日持ちします。だからといって適切な保存方法でなければ賞味期限内であってもダニやカビが発生する危険がありますよ。保存方法別のポイントを解説していくので参考にしてくださいね。
1.基本の常温保存
常温保存の利点は使用前後での温度変化が少ないことです。温度変化があると湿気がこもりやすくなりますよね。風味の劣化やカビの原因にもなるので、小麦粉は基本的に常温保存が適していますよ。
ただし高温多湿を避けて気温は20度以下、湿度は50%以下になる場所を選んで保管しましょう。開封後の小麦粉はダニが発生しやすくなります。ダニは袋を食い破って侵入する恐れもあるので、密閉度の高いゴムパッキンの付いた容器へ入れるのがおすすめです。
2.ダニを防ぐ冷蔵保存
気温や湿度が高くなる梅雨や夏の時期には冷蔵保存がおすすめです。冷蔵庫は温度が低いのでダニの侵入や繁殖のリスクが少ないという利点もありますよ。
冷蔵保存の場合に注意したいのは、他の食材の匂いが移りやすくなることです。開封後は常温保存同様に密閉容器へ入れてくださいね。また、温度変化によるカビの発生を防ぐためにも使用後はできるだけ早く冷蔵庫へしまうようにしましょう。開封後の小麦粉は常温、冷蔵保存に関わらず賞味期限内であっても1~2ヵ月以内に使い切ってくださいね。
3.より長く保存できる冷凍保存
冷凍保存であれば開封後も約6ヶ月保存することができます。賞味期限の近い小麦粉が大量にある場合は冷凍保存をおすすめしますよ。小麦粉は冷凍しても固まらないので使用前に解凍する必要はありません。
ただし、冷凍保存の場合は使用前後の温度変化が大きくなってしまいます。あらかじめ使い切れる分量を小分けにして保存するのがポイントですよ。冷凍保存した小麦粉はできるだけ再冷凍することなく使い切ってくださいね。
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