トマトはとても人気の野菜です。大人だけでなく子供が好きな野菜の上位に入り、彩りもよく栄養価も高いため食卓に並ぶことも多いのではないでしょうか。しかし、日本古来の野菜ではないため、今のように食べられるようになったのは割と最近のことです。この記事では、トマトの歴史と栄養や効能について主婦歴18年のママライター猫山メイコと一緒に解説に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。 野菜を使ったアレンジレシピが得意。 「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。 この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問をわかりやすく紹介・解説していく。

トマトってどんな野菜?

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丸くて鮮やかで可愛らしい野菜のトマト。栄養価が高く、生でも熱を加えても食べられることから、食卓に上がる機会も多いのではないでしょうか。ここからはトマトの特徴について説明していきますね。

代表的な夏野菜

トマトと言えば老若男女問わず人気があり、人気野菜のランキングでは1位の常連。しかも栄養価の高さからたびたびメディアに取り上げられるため、健康志向が広がる現代ではますます需要が伸びています。

ヨーロッパのことわざには「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉があるほど。トマトが美味しく実る季節には、病気になる人が少なく患者が減るので医者が青ざめてしまうという意味なんだそうです。

代表的な夏野菜で真っ赤に実る果実は長期間にわたって収穫ができます。ビニールハウスなどで安定して栽培されるため通年市場にありますが、日本での露地栽培の旬は6~8月です。

トマトの歴史

トマトは今では世界中で食されており大人気の野菜ですが、どこで生まれてどのように広まったのでしょうか。ここからはトマトの遍歴について解説していきますね。

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原産地はペルー

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トマトの原産地は南米ペルーのアンデス高原。16世紀以前に、メキシコのアステカ族がアンデス山脈からもたらされた種からトマトを栽培しはじめたそうです。そして次第に中央アメリカやメキシコ方面に広まっていったとされています。

観賞用とされていたトマトが食用としてして広がったのは18世紀に入ってからです。イタリアの貧困層でトマトを食用にしようとする人が現れ、200年にも及ぶ開発と研究を重ねた結果、ようやく19世紀以降に一般的に食用される野菜として普及していきました。

日本にはいつ入ってきたの?

日本には江戸時代の17世紀初めに、オランダ人によって長崎に伝わったのが最初とされています。しかし、その頃のトマトの味は青臭く真っ赤な色が敬遠され、毒のある食べ物と思われていたそうです。当時は観賞用として「唐柿」と呼ばれていました。

明治時代になると、キャベツや玉ねぎとともに欧米から再びやって来ました。今度は「赤茄子(あかなす)」と呼ばれましたが、味はやはり日本人の味覚には合わずに来日する外国人向けのサービスで料理に添えられる存在だったそうです。

トマトが食べられるようになったのはいつ?

日本人の味覚に合った品種の生育が盛んになったのは昭和時代からです。香りも酸味もおだやかで、日本人の好みに合うものができ始めました。トマトが広く食べられるようになったのは、第二次世界大戦後からです。どんどん消費が伸び、多くの品種が登場し全国各地に産地ができました。そして現在に至るというわけです。

\次のページで「トマトの栄養成分と効能」を解説!/

トマトの栄養成分と効能

トマトは低カロリーで様々な栄養成分が豊富な健康野菜です。ここからは、トマトの代表的な栄養成分と、それにともなう効能について解説していきますね。

1.リコピン:美容効果

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リコピンはトマトに含まれる赤色の天然色素です。リコピンには強い抗酸化作用があり、同じ効果を持つビタミンEの100倍以上といわれていて、肌のシミやしわなどの予防に役立ちます。熱に強いため加工しても効能を損なうことが少なく、油と一緒に調理することで体に吸収されやすくなるのも特徴です。

リコピンを摂れば活性酸素の増え過ぎを防げるので、生活習慣病の予防にも繋がります。さらには老化防止、ガンを予防する効果もあることがわかっているんです。

2.ペクチン:整腸作用

ペクチンとは食物繊維の一種。便秘のときには便を柔らかくして排便をうながし、下痢の時にはゼリー状の膜になり腸壁を守ってくれるという素晴らしい整腸作用があります。またコレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化の予防にも役立つのです。さらには乳酸菌などの腸内の善玉菌を増殖させます。

3.βカロチン:抗酸化作用

βカロテンは体内でビタミンAに変換して、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力の維持やガンの予防、免疫力の強化、老化防止など、健康を保つために重要な働きをしてくれます。

4.ビタミンC:美肌効果

トマト100gあたりにビタミンCが15mg含まれています。ビタミンCは美容のためのビタミンと言われて、コラーゲンを作り出すために必要不可欠な栄養素です。コラーゲンは肌の健康に効果的な働きをするだけでなく、骨や血管など、体のありとあらゆる場所で細胞と細胞をつなげる役割を担っています。

またビタミンCは鉄の吸収促進や免疫力の強化、高い抗酸化作用など、さまざまな役割を持つ栄養素です。

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5.カリウム:血圧降下

カリウムは体内に最も多く存在するミネラルで、生命維持に欠かせない栄養素の1つです。体液の水分を一定に保つ働きがあり、浸透圧を調整する役割があります。また筋肉の収縮、神経伝達を助ける働きもあるのです。その他に、高血圧の原因となる塩分の排出を促す作用があるので、血圧を正常に保つ効果があります。

トマトを食べる際の注意点は?

いくら身体に良いといっても食べ過ぎはよくありません。明確な量は決まっていませんが、目安としては一日に4~5個食べると食べ過ぎになるようです。しかし、トマトが身体に良いのは間違いないので、一度にたくさん食べるのではなく継続的に適量を食べるようにしてください。

トマトを食べ過ぎるとどうなるの?

トマトを食べすぎてしまうと、消化器系に良くない影響を及ぼします。トマトの皮が消化吸収されない食物繊維でできているので、下痢や便秘につながる恐れがあるようです。そのため、皮を剥いたり加熱調理で皮を柔らかくしてから食べるのもおすすめ。

また、トマトは身体を冷やす食材に分類されていますので、食べ過ぎると体を冷やしてしまうので気を付けてくださいね。

トマトを食べて若々しく!

トマトには抗酸化作用の強いリコピンや、身体に良い様々な栄養素が含まれていることがわかりました。栄養が偏りがちな現代人には、まさにうってつけの野菜ですね。皮膚や血管の健康を守ってくれるので、身体の内も外も若々しく健康でいるためにも、すすんで食べて欲しい野菜です。ぜひトマトを毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。

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家庭科

トマトってどんな野菜?トマトの歴史や栄養、効能も主婦歴18年のママライターが詳しくわかりやすく解説

トマトはとても人気の野菜です。大人だけでなく子供が好きな野菜の上位に入り、彩りもよく栄養価も高いため食卓に並ぶことも多いのではないでしょうか。しかし、日本古来の野菜ではないため、今のように食べられるようになったのは割と最近のことです。この記事では、トマトの歴史と栄養や効能について主婦歴18年のママライター猫山メイコと一緒に解説に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。 野菜を使ったアレンジレシピが得意。 「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。 この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問をわかりやすく紹介・解説していく。

トマトってどんな野菜?

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丸くて鮮やかで可愛らしい野菜のトマト。栄養価が高く、生でも熱を加えても食べられることから、食卓に上がる機会も多いのではないでしょうか。ここからはトマトの特徴について説明していきますね。

代表的な夏野菜

トマトと言えば老若男女問わず人気があり、人気野菜のランキングでは1位の常連。しかも栄養価の高さからたびたびメディアに取り上げられるため、健康志向が広がる現代ではますます需要が伸びています。

ヨーロッパのことわざには「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉があるほど。トマトが美味しく実る季節には、病気になる人が少なく患者が減るので医者が青ざめてしまうという意味なんだそうです。

代表的な夏野菜で真っ赤に実る果実は長期間にわたって収穫ができます。ビニールハウスなどで安定して栽培されるため通年市場にありますが、日本での露地栽培の旬は6~8月です。

トマトの歴史

トマトは今では世界中で食されており大人気の野菜ですが、どこで生まれてどのように広まったのでしょうか。ここからはトマトの遍歴について解説していきますね。

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