
海ぶどうってどんな食材?栄養素や効果効能・注意点も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!
その3.マグネシウム
マグネシウムは、体内の代謝酵素を活性化させ、美容効果や若々しい体作りに役立っています。マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成などを行っているのです。その他、血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。片頭痛や冷え性に悩まされている方は積極的に摂りたい栄養素ですね。
その4.カリウム
カリウムは、ナトリウムとともに細胞の浸透圧を維持しているほか、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働きをしています。また、カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があるのです。
カリウムと言えば、ナトリウムを体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立っていることはご存じの方も多いでしょうが、それ以外にも大切な役割を担っているのですね。
海ぶどうを食べることで得られる効果は?

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海ぶどうには、身体の健康維持に欠かせない栄養素が含まれていることがわかりましたね。それらを含む海ぶどうを食べることで身体にはどのような効果や効能があるのでしょうか。代表的な3つの効果をみていきましょう。
1.便秘の解消
食物繊維が腸内環境を整えて便秘を改善します。便秘でお悩みの方には嬉しい効果ですよね。海ぶどうには水溶性食物繊維が豊富ですが、水分も多く含んでいるので、体内の水分不足で便が固くなるのを防ぎ、腸からスムーズに便が排出されることの手助けをします。
2.美肌効果
海ぶどうには、昆布などに多いフコイダンという成分が含まれており、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすなどを防ぐ効果が期待できます。シミやシワの原因物質である活性酸素を防ぐ抗酸化作用や、腸内の善玉菌を増やしてくれる効果も!肌トラブルの大きな原因になる便秘の解消にも有効に働きます。
3.ダイエット
海ぶどうの特徴であるプチプチした食感は、咀嚼(そしゃく)回数を増加させることができます。柔らかい食事により、噛む回数が減ると、あごの骨の成長・虫歯・肥満などさまざまなトラブルを引き起こす可能性が高くなるのです。食感を楽しめる海ぶどうを料理に取り入れれば、咀嚼回数を自然と増やせるでしょう。
また、海ぶどうに含まれる水溶性食物繊維にはぬるぬるした粘着性があます。粘着性のある食品は胃腸内をゆっくり移動するので、腹持ちがよくダイエットに向いていますよ。しかし、海ぶどうばかりを食べ続けるような極端なダイエットは、健康を害する恐れがありますのでおすすめしません。
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