
海ぶどうってどんな食材?栄養素や効果効能・注意点も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/いわ さゆこ
4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は料理と読書。沖縄で海ぶどうを食べて以来、グリーンでかわいい見た目とプチプチ食感が気に入ってしまいました。そのおいしさを存分に味わうためにそのまま食すか、新鮮な刺身と一緒に手巻きずしの具にすることが多いです。
海ぶどうってどんな食材?

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海ぶどうとは、イワズタ科イワズタ属に属する海藻の一種で、正式名称は「クビレズタ」。食用に出回る養殖ものの海ぶどうは10~20cmの長さですが、天然ものでは1mを超す場合もあります。生物学的には一つの細胞から出来た巨大な単細胞海藻です。茎に緑色の球状の小枝が密生してるその姿は、とても1つの細胞には見えませんよね。
果物のぶどうの房の形に似ていることから海ぶどうと名付けられたそうですよ。プチプチとしたキャビアのような触感や見た目が特徴で「グリーンキャビア」とも呼ばれています。

海ぶどうは、確かに変わった形をしているよな。それが1つの細胞からできているなんて実に不思議だ。ところで、海ぶどうにはどんな栄養素が含まれているのか気になるよな。続いてみていこう。
海ぶどうに含まれる栄養成分は?

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海ぶどうは沖縄ではポピュラーな食材で、栄養が豊富な海藻として人気があります。沖縄料理店で食べたことのある方も多いのではないでしょうか。
沖縄でしか手に入らないわけではなく、現在では取り扱いのあるスーパーマーケットも増え、ネットショッピングやアンテナショップでも簡単に購入できるようになりました。生のものや塩漬け状態で保存期間が長いものもあるので、お好みのものを選ぶといいですよ。そんな海ぶどうに含まれている代表的な栄養素を4つご紹介します。
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その1.食物繊維
食物繊維には不溶性と水溶性があることをご存じでしょうか?海ぶどうに多く含まれるのは水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は、腸の働きを助け、蠕動運動を活発にします。また、糖質の吸収をゆるやかにして血糖値の上昇をおさえてくれる働きもあるのです。
その2.カルシウム
カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料であり、筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。その他にも神経伝達の正常化により精神を安定させる効果、酵素の働きの手助け、血液凝固やホルモンの分泌等、その働きは多岐に渡ります。カルシウム不足は歯や骨などさまざまな器官に支障をきたすだけではなく、精神的な不安定をも引き起こす可能性があるので注意しましょう。
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