
チーズにはどんな栄養がある?ダイエット効果や塩分量は?特徴・効能も元保育士がわかりやすく解説
その3.バランスのよいビタミンとミネラル
チーズはビタミンA・B2など、ビタミンC以外のビタミンと、カルシウムをはじめとしてリン・鉄・ナトリウム・カリウムなどのミネラルをバランスよく含んでいます。チーズ100gには生乳1リットル分の栄養が凝縮されているので、少量食べるだけでも健康効果が期待できますよ。
気になる塩分やカロリーは?
プロセスチーズ100gあたりでは313kcal、脂質は26g。また、一日の塩分必要量6.5~7.5g未満であるのに対してチーズ100gの塩分は2.8㎎です。一般的にはカロリーや脂質・塩分は高めな食材だと言えるでしょう。しかし優秀なタンパク質・カルシウム源でもあるため食べないことにしてしまうにはもったいない食品ですよ。
チーズの健康効果は?ダイエット中に食べてもいい?

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前の章で見てきた栄養素は私たちの健康にどのようなよい効果をもたらすのでしょうか。また、気になるダイエットやトレーニング中の方への影響も確認していきましょう。
良質なカルシウム補給源
チーズはそのまま食べることができて手軽にたっぷりのカルシウムが摂れる食品です。カルシウムは体内で最も量が多いミネラルで骨や歯の成長に欠かせない栄養素ですが、食生活の中で不足しがちとされています。成長期の子どもに十分とってもらいたい栄養ですし、大人でも不足すると骨粗しょう症のリスクが高まるでしょう。特に女性は加齢によって骨密度が低下しやすいため、カルシウムを積極的に補給することが大切です。
カルシウムはビタミンDを含む食品と一緒に摂取すると吸収率がよくなるほか、運動をすると骨への沈着率がよくなると言われています。
チーズは太る?筋トレ中に食べるのはOK?
カロリーや脂質は高めなチーズですが、糖質はほとんど含みません。血糖値が上昇しにくい低GI食品で栄養豊富・脂質によって満足感も得られるため、ダイエット中のおやつなどに上手に取り入れたい食品です。
また、タンパク質が豊富なので筋肉を鍛えている人にもおすすめ。チーズのタンパク質はゆっくりと分解されるため、体内のアミノ酸バランスを保って筋肉を作りやすい状態を整えてくれます。手に入れやすく食べやすいのもよいですね。
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