チーズにはどんな栄養がある?ダイエット効果や塩分量は?特徴・効能も元保育士がわかりやすく解説
ライター/榎木えふ
現在は我が子の育児を楽しむ元保育士。子どもの頃から種類を問わずチーズが大好き。自分へのごほうびにナチュラルチーズを買うのが楽しみ。長らく食育に携わった経験を踏まえて食に関する知識をわかりやすく発信していく。
チーズの特徴と歴史
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チーズが乳製品であることは広く知られているかもしれませんね。では、チーズの原材料は何でしょうか?牛乳と答えられればほぼ正解ですが、ここではチーズの材料や特徴・歴史についてもっと掘り下げていきますよ。
チーズは生乳の加工品
生乳(せいにゅう)は、動物から搾乳(さくにゅう=乳をしぼること)されたままの状態の乳のことを言います。チーズは生乳から作られる乳製品です。わざわざ生乳の加工品と言うのは、チーズの材料が牛の乳だけではないことを示しています。乳牛の他にも水牛・ヤギ・ヒツジなどの生乳がチーズの材料として使われますよ。
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チーズの歴史は?日本に伝わったのはいつ?
チーズの起源は紀元前3500年頃のチグリス・ユーフラテス川付近のメソポタミア地域(現在のイラク・シリアの辺り)という説が有力で、チーズは世界最古の加工食品とも言われています。生乳が自然界の酵素のはたらきでチーズ状になったものが発見されたことをはじまりとし、主に西のヨーロッパに広まっていきました。
日本に最初にチーズが伝えられたのは飛鳥時代。それは「蘇(そ)」と呼ばれ、詳しい文献が残っていないものの牛の乳をじっくりと煮詰めたおいしい食品として天皇や貴族などの身分の高い人のごちそうでした。また、蘇を熟成させた「醍醐(だいご)」という食べ物もあったようです。
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