この記事では「道が開ける」について解説する。

端的に言えば「道が開ける」の意味は「解決の方法が見つかる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「道が開ける」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「道が開ける」の意味をわかりやすく伝える。

「道が開ける」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「道が開ける」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「道が開ける」の意味は?

「道が開ける」には、次のような意味があります。

進路ができる。解決の方法が見つかる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「道が開ける

「道が開ける」は「みちがひらける」と読み、何かの物事において進路ができたり、解決の方法が見つかったりした際に使用する慣用句です。物理的に目の前の空間が広がった際にも用いることができますし、実際の空間ではなくても問題や課題といった物事にも使用できます。

「道が開ける」の語源は?

次に「道が開ける」の語源を確認しておきましょう。「道が開ける」は、実際に閉ざされていた物理的空間が開けたという状況から、転じて問題や課題の解決が見つかるという意味となったと考えられますが、2つの言葉がくっついた慣用句ですから、念のためそれぞれの意味を確認してみます。

まず「道」はここでは「ある目的や結果に行きつく道すじ。」のことですね。次に「開ける」は「よいほうへ向かう。先の見通しが明るくなる。」という意味です。

そのため「道が開ける」を丁寧に言いまわすと「ある目的や結果に行きつく道すじの見通しが明るくなる」となることがわかりますね。

「道が開ける」の使い方・例文

「道が開ける」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「道が開ける」の類義語は?違いは?」を解説!/

1. 絶対にこんなけもの道ではないと思っていたのに、我慢して進んでいたら急に道が開けたんだ。そこにあったのは、何だったと思う?
2. 研究は試行錯誤の連続ですが、そこで諦めてはいけません。考え続けると、ふと道が開ける瞬間が来るものですよ。
3. 道が開けたと思って思い切りプロジェクトを進めていたら、前提条件を勘違いしていたみたいだ。また振り出しだけど、楽しい仕事だよ。

例文の1は物理的な空間としての「道」が広がったという意味で、例文の2と3は問題や課題に対して「解決の糸口が見つける」という意味で使用されていることがわかりますね。

「道が開ける」の類義語は?違いは?

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それでは次に、「道が開ける」の類義語を3つほどピックアップしましたので、見ていきましょう。

「道を付ける」:進む糸口をつける

今回まず最初にご紹介する類義語が「道を付ける」(みちをつける)です。口語でもよく使用される慣用句ですが、念のため国語辞書で意味を確認しておきましょう。

1. 通行できる道をこしらえる。
2. ある方面に進む糸口をつくる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「道を付ける

「道が開ける」の類義語としては1も2の意味も当てはまりますね。比較すると「道が開ける」は問題の解決にやや偶然性が伴うニュアンスであるのに対し、「道を付ける」は自分の手で意図的に作り出すという意味合いが強いことが違いと言えるでしょう。

\次のページで「「手掛かり」:問題を解決するための糸口」を解説!/

「手掛かり」:問題を解決するための糸口

次にご紹介する類義語が「手掛かり」(てがかり)です。こちらも口語でよく使用する言葉ですが、意味を確認しておきます。

1. 手をかける所。よじ登るときにとりつく所。
2. 問題を解決するためのいとぐち。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「手掛かり

「道が開ける」の類義語としては2の意味ですね。同じような意味を「手掛かり」は有していますが、「解決の糸口」そのものを指す言葉であり、そこが「発見」「見つける」というニュアンスを含む「道が開ける」との違いと言えます。

「取っ掛かり」:物事を始めること

今回最後にご紹介する類義語が「取っ掛かり」(とっかかり)です。こちらも意味を確認しておきます。

物事を始めること。また、物事を始める最初の手がかり。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「取っ掛かり

「取っ掛かり」も何かを進めるために始めるという意味では「道が開ける」と類似していますが、どちらかというと「始める」という点に重きが置かれているところが違いと言えるでしょう。

「道が開ける」の対義語は?

さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。

\次のページで「「五里霧中」:物事の判断がつかないこと」を解説!/

「五里霧中」:物事の判断がつかないこと

「道が開ける」の対義語としては「五里霧中」(ごりむちゅう)が挙げられます。「方向を失うこと。物事の判断がつかなくて、どうしていいか迷うこと。」という意味ですから対義関係にあることがわかりますね。なお「五里夢中」と記載するのは誤りですから注意しておきましょう。

「道が開ける」の英訳は?

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最後に、「道が開ける」を英訳するとどうなるかを見ていきましょう。

「clue」:手掛かり

「道が開ける」を英語で言いまわす場合は「clue」が挙げられます。「手掛かり」「糸口」という意味で使用することができますよ。以下に例文を見てみましょう。

・I thought I had a clue about this problem, but I can't quite work it out. I will indeed talk to my boss about it.
この問題に対して道が開けたと思ったんだけれど、なかなかうまくいかないな。さすがに上司に相談してみよう。

・I had been injured so many times that my playing career might be over. I had been to a number of doctors, but they had no clue.
度重なる怪我で、選手生命もこれまでかもしれない。何人もの医者に診てもらったけれど、道が開けることはなかったから。

・Maybe it's a business that's in dire financial straits and has no clue what to do with its prospects. It may be time to start thinking about giving up the business itself.
どうにも資金難で、道が開ける見込みがない事業かもしれないな。事業そのものを諦めることも考え始める時期かもしれない。

「道が開ける」を使いこなそう

この記事では「道が開ける」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。

「道が開ける」は何かの物事において進路ができたり、解決の方法が見つかったりした際に使用する慣用句でした。ビジネスシーンでも日常生活でも、何か困難にぶつかった際には「道が開ける」まで粘ることが重要ですよ。例えその結果失敗したとしても道が開けなかったとしても、そこでできた知見やノウハウは将来必ず役に立つはずです。

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国語言葉の意味

【慣用句】「道が開ける」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

この記事では「道が開ける」について解説する。

端的に言えば「道が開ける」の意味は「解決の方法が見つかる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「道が開ける」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「道が開ける」の意味をわかりやすく伝える。

「道が開ける」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「道が開ける」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「道が開ける」の意味は?

「道が開ける」には、次のような意味があります。

進路ができる。解決の方法が見つかる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「道が開ける

「道が開ける」は「みちがひらける」と読み、何かの物事において進路ができたり、解決の方法が見つかったりした際に使用する慣用句です。物理的に目の前の空間が広がった際にも用いることができますし、実際の空間ではなくても問題や課題といった物事にも使用できます。

「道が開ける」の語源は?

次に「道が開ける」の語源を確認しておきましょう。「道が開ける」は、実際に閉ざされていた物理的空間が開けたという状況から、転じて問題や課題の解決が見つかるという意味となったと考えられますが、2つの言葉がくっついた慣用句ですから、念のためそれぞれの意味を確認してみます。

まず「道」はここでは「ある目的や結果に行きつく道すじ。」のことですね。次に「開ける」は「よいほうへ向かう。先の見通しが明るくなる。」という意味です。

そのため「道が開ける」を丁寧に言いまわすと「ある目的や結果に行きつく道すじの見通しが明るくなる」となることがわかりますね。

「道が開ける」の使い方・例文

「道が開ける」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「道が開ける」の類義語は?違いは?」を解説!/

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