フランボワーズは輸入が多い?珍しい品種や美味しい果実の見分け方も果物大好きパティシエが詳しくわかりやすく解説
フランボワーズの品種
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果実として販売されているフランボワーズは決して多くはありませんが、実はフランボワーズにはたくさんの品種があるのです。主に赤い果実が実りますが、中には黄色や黒っぽい実がなる品種もありますよ。機会があれば、ぜひ苗から育ててみましょう!
フランボワーズは病気や寒さに強く、品種によっては日本の夏の暑さも気にせず、鉢植えで簡単に育ちます。フランボワーズを栽培する場合、注目するのが「2季なり性」と「1季なり性」という違いです。具体的に言うと、2季なり性は収穫が1年に2回6〜7月と10〜11月、1季なり性は収穫が1年に1回6〜7月になります。では、それぞれの代表的な品種を紹介していきましょう。
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2季なり性:インディアンサマー/サマーフェスティバル
家庭で栽培するフランボワーズの代表的な品種が「インディアンサマー」。園芸コーナーなどで品種が明記されず「フランボワーズ」または「ラズベリー」とだけしか書かれていない場合、このインディアンサマーがほとんどです。果実は赤く、食味は酸味が強めでコクがあり、小粒ながら安定してたくさん実ります。寒さに強く丈夫な品種なので、初心者にも育てやすい品種ですよ。
次いで人気の品種が「サマーフェスティバル」です。インディアンサマー同様、小粒で赤い実のフランボワーズが実ります。酸味が少なく、香り豊かな濃厚な味わいが特徴です。どちらも初夏と秋の2回収穫が楽しめます。食としてのフランボワーズだけでなく、赤い果実のなった可愛らしい様子は見ているだけでも心ときめきますね。
1季なり性:グレン・アンプル/ファールゴールド/ブラックキャップ
1季なり性の人気品種の1つが「グレン・アンプル」です。「グレン」とつく品種はたくさんあるのですが、グレン・アンプルはその中でも高級品種といわれています。暑さや病気に強く、何といってもトゲがないのが特徴。お手入れも楽で、お子さんと一緒でも安心して収穫体験ができますよ。収穫時期は1年の中で1ヵ月程度ですが、果実は大きく美味しい品種です。
見た目の可愛らしさでおすすめの品種が「ファールゴールド」。別名「イエローラズベリー」と呼ばれる黄色い実のなるフランボワーズです。たくさんの実がなりやすく、酸味の少ない生食向きの甘い食味なのですが、暑さにあまり強くないため、やや育てにくいと思われるかもしれません。
最後に紹介するのが「ブラックキャップ」。黒っぽい色の実がなる「ブラックラズベリー」と呼ばれる品種です。大きめの果実で、酸味・甘み・コクがあり、食べ応えのある味わいが楽しめます。
フランボワーズの選び方
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普段、生鮮ではなかなか見かけないフランボワーズ。手軽に購入できるのはどこでしょうか?また、せっかくなら買う時の選び方のコツを知っておきたいですよね。この章では、購入できる場所と、美味しいフランボワーズの特徴について解説します。
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フランボワーズはどこで買えるの?
自分で栽培する方法もご紹介しましたが、フレッシュの果実を購入する場合はスーパーや百貨店、果物専門店、なかなか見つからない場合は通販を利用すると確実でしょう。
しかし、生鮮のフランボワーズは前述の通り流通する数が少なく、輸入の場合は運搬費用も掛かるため、果物としては割高な値段になってしまうことが多いようです。200g2000円前後が値段の相場のようですよ。
美味しいフランボワーズって?
実際手に取って選べる場合、良品かどうかよく見てから選びましょう!どのようなフランボワーズの粒が美味しい状態でしょうか?食べごろを見極めるためのコツを解説していきます。
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