
端的に言えば「鼻を打つ」の意味は「においが鼻を刺激する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「鼻を打つ」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Maicodori
建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「鼻を打つ」の意味をわかりやすく伝える。
「鼻を打つ」の意味は?
「鼻を打つ」には、次のような意味があります。
強いにおいが鼻を刺激する。鼻を突く。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「鼻を打つ」
「鼻を打つ」は「はなをうつ」と読み、何かから発せられる強いにおいが鼻を刺激する際に使用する慣用句です。上述したように「鼻を突く」(はなをつく)も全く同じ意味で使用することができますが、「鼻を突く」には「主人から勘当される」という意味も含まれていますから注意しておきましょう。
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「鼻を打つ」の語源は?
次に「鼻を打つ」の語源を確認しておきましょう。「鼻を打つ」の語源は明確ではありませんが、2つの単語がくっついた慣用句ですから、それぞれの意味を確認しておきます。
まず「鼻」はここでは物理的な身体器官としての意味ですね。次に「打つ」は「強く刺激する」のことです。
そのため「鼻を打つ」を丁寧に言いまわすと「鼻を強く刺激する」となることがわかりますね。ちなみにこの意味から「くさいにおい」に使用されることが多い慣用句ですが、必ずしもくさくなくとも、「強い刺激のにおい」であれば使うことが可能であると言えます。
「鼻を打つ」の使い方・例文
「鼻を打つ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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