海のミルク牡蠣!そのすごい栄養効果は?効果効能・注意点も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!
ライター/いわ さゆこ
4人の子を持つ主婦ライターいわさゆこです。趣味は読書と料理。海のミルクと呼ばれている牡蠣の栄養価はすごいですが、子供たちはちょっぴり苦手。味付けや調理法の工夫が必要な食材ですね。
牡蠣ってどんな食材?
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牡蠣はウグイスガイ目イタボガキ科とベッコウガキ科に属する二枚貝の総称、あるいはカキ目もしくはカキ上科に属する種の総称です。さまざまな栄養素が多量に含まれているため、海のミルクと呼ばれています。食用としての歴史は長く、世界中で食されてきた貝の一つです。
カキフライや鍋物の具、釜飯にして食べたり、網焼きや生で食すことができます。
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牡蠣に含まれる栄養成分は?
牡蠣にはアミノ酸、タウリン、グリコーゲン、ビタミン類やミネラルなど健康には欠かせない栄養素がたくさん含まれていることをご存じでしょうか。中でも、含有量が多い代表的な栄養素5つをご紹介します。
1.グリコーゲン
牡蠣に豊富に含まれているグリコーゲンは、パワーの源になる糖類の一種です。グリコーゲンは肝臓や骨格筋などに蓄えられており、エネルギー源として活用され、グリコーゲンを含む食品を定期的に摂取することで疲れにくい体を作ることができます。
摂取後すぐに体内で利用される効率のいいエネルギーで、スタミナ維持や疲労回復に効果的です。空腹時やエネルギーが消費されたときには、糖質を供給する働きもあり、血糖値を安定させる効果もあります。
2.亜鉛
亜鉛の含有量は牡蠣が魚介類の中でもでトップクラスです。亜鉛は体内のタンパク質の合成や酵素・ホルモンの分泌に必要不可欠なミネラル。遺伝情報を伝えるDNAの転写に関わり生殖機能や性欲を正常に保つなどの効能もあります。
ダイエットや栄養不足で亜鉛が足りなくなると、味覚障害を起こしてしまうこともありますので注意が必要です。口中には味を感じる「味らい」という器官がありますが、この器官は新陳代謝が活発に行われています。
亜鉛が足りなくなると細胞の生まれ変わりに支障をきたし、味覚の低下をおこすことがあるのです。また、亜鉛不足で肌荒れや肝臓の異常を引き起こす可能性があります。
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3.タウリン
タウリンは、タンパク質を合成するアミノ酸の一種。人間の体内でも作り出すことができますが、必要量には達しておらず食事から取り入れる必要があるのです。主に疲労回復に効果があるとされていて、医薬部外品の栄養ドリンク剤の成分としてもよく知られています。乳酸の増加を防ぎ、スタミナ増強、疲労回復に効果的です。
胆汁酸とむすびつきコレステロールや中性脂肪を減らす効果のほか、心臓や肝臓の機能を高める、血圧を下げる効果などがあります。また、タウリンは目の網膜にも存在する成分で、網膜を守る役割も担っているのです。
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