この記事ではハードウェアとソフトウェアの違いについてみていきます。どちらもパソコンに関連する用語として知られていますね。ところがよく調べてみると、ハードウェアとソフトウェアは定義も役割も全く別のものらしいのです。今回はそんなパソコンには欠かせない要素を、ITに詳しい会社員webライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

一般企業に勤める傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味で情報処理について学習しており、学んだ知識をもとに本記事を執筆していく。

ハードウェアとソフトウェアの大まかな違いは?

ハードウェアとソフトウェアは、物理的にユーザーが操作するものかどうかが大まかな違いです。もちろん機能面の違いも見られますが、両方が相互に作用することによってコンピュータなどの機器は正常に動作するのでしょう。

違いその1.定義

ハードウェアとソフトウェアは、具体的には何を指すのでしょうか。本項ではハードウェアとソフトウェアの定義及び具体例をあげていきます。日常生活で見かけるものも多いので、ご自身の周りを見渡して両者のどちらに該当するかを確かめてみてください。

ハードウェア:コンピュータなど機器本体

image by iStockphoto

ハードウェアとはコンピュータなどの機器本体を指す言葉です。これらには全て物理的な実体があり、ユーザーの操作によって機能するものを示しています。具体的にはコンピュータの本体だけではなく、マウスやキーボード、ディスプレイなども含まれるでしょう。

ソフトウェア:コンピュータ内部のプログラムの総称

image by iStockphoto

ソフトウェアとはコンピュータの内部にあるプログラムの総称です。これらは目で見えて触れる物理的なものではないですが、ユーザーの操作や接続によって動作します。

具体的にはWindowsやMacOSなどのOSや、MicrosoftOfficeやGoogleChromeなどのアプリケーションが挙げられるでしょう。これらのソフトウェアは個別にハードウェアにつながっているのではなく、互いに連動することによりシステムが動作するのです。

\次のページで「違いその2.機能・役割」を解説!/

違いその2.機能・役割

ハードウェアとソフトウェアはそれらの性質の違いから、担う機能や役割が違います。本項ではハードウェアとソフトウェアそれぞれの機能及び役割を、関連付けながら比較していきましょう。

ハードウェア:ユーザーやソフトウェアの指示をもとに機能する

ハードウェアの役割は、ユーザーやソフトウェアから送られてくる指示をもとに機能することです。ソフトウェアが指示した計算式などを処理するのが、ハードウェアの役割の大部分を占めるでしょう。他にも文字を入出力する際、ユーザーのキーボード操作を受け取ります。そしてソフトウェアで変換された情報をディスプレイに表示するのも、ハードウェアの役割です。

ソフトウェア:ハードウェアに指示を送受信する

ソフトウェアはハードウェアに指示を送受信するのが主な役割です。具体的には処理に必要な計算式や、処理の順番などの指示をハードウェアに送ります。文字を入出力する際にはユーザーのキーボード操作を文字コードに変換したり、ディスプレイに表示する体裁を支持したりするのがソフトウェアの役割です。

ハードウェアとソフトウェアに似た言葉は?

前項まででハードウェアとソフトウェアの違いを比較しましたが、両者と似た意味であるいは関連して扱われる言葉は他にもいくつかあります。本項では日常生活でよく耳にする両者に関連した言葉を、具体例とともにまとめましたので参考にしてみてください。

\次のページで「1.デバイス:情報端末及び周辺機器」を解説!/

1.デバイス:情報端末及び周辺機器

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デバイスとは情報端末及び周辺機器を総称した言葉です。情報端末としてはスマホやタブレット端末などを指しますが、イヤホンやマウスなどが周辺機器という意味にあたるでしょう。ハードウェアとはほとんど同じ意味として用いられ、互いに言い換えが可能です。

2.メディア:媒体

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メディアとは、ソフトウェアとハードウェアの媒体を示しており、具体的にはCD-RやUSBメモリなどが挙げられるでしょう。コンピュータやスマホなどのように単体では動作しないですがソフトウェアが中に入っており、ドライブなどを通してハードウェアに情報を送ります。

3.ファームウェア:制御用ソフトウェア

ファームウェアとはソフトウェアの中でもハードウェアの制御に特化したものです。最もハードウェアに近い位置にあり、ハードウェアを直接操作しているソフトウェアであると言えるでしょう。また他のソフトウェアが外付けなのに対し、ハードウェアに直接組み込まれているのもファームウェアの特徴です。

ハードウェアとソフトウェアは性質が違うため機能も違う

ハードウェアとソフトウェアは、それぞれ全く性質が異なっています。もちろん担っている機能も違いますが、コンピュータの要素として両者は欠かせないものです。ハードウェアとソフトウェアがうまく接続、連動することによってユーザーはパソコンを使えるのでしょう。

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雑学

ハードウェアとソフトウェアの違いは?ユーザーが操作するのはどっち?類似の用語も会社員ライターが詳しくわかりやすく解説

この記事ではハードウェアとソフトウェアの違いについてみていきます。どちらもパソコンに関連する用語として知られていますね。ところがよく調べてみると、ハードウェアとソフトウェアは定義も役割も全く別のものらしいのです。今回はそんなパソコンには欠かせない要素を、ITに詳しい会社員webライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

一般企業に勤める傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味で情報処理について学習しており、学んだ知識をもとに本記事を執筆していく。

ハードウェアとソフトウェアの大まかな違いは?

ハードウェアとソフトウェアは、物理的にユーザーが操作するものかどうかが大まかな違いです。もちろん機能面の違いも見られますが、両方が相互に作用することによってコンピュータなどの機器は正常に動作するのでしょう。

違いその1.定義

ハードウェアとソフトウェアは、具体的には何を指すのでしょうか。本項ではハードウェアとソフトウェアの定義及び具体例をあげていきます。日常生活で見かけるものも多いので、ご自身の周りを見渡して両者のどちらに該当するかを確かめてみてください。

ハードウェア:コンピュータなど機器本体

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ハードウェアとはコンピュータなどの機器本体を指す言葉です。これらには全て物理的な実体があり、ユーザーの操作によって機能するものを示しています。具体的にはコンピュータの本体だけではなく、マウスやキーボード、ディスプレイなども含まれるでしょう。

ソフトウェア:コンピュータ内部のプログラムの総称

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ソフトウェアとはコンピュータの内部にあるプログラムの総称です。これらは目で見えて触れる物理的なものではないですが、ユーザーの操作や接続によって動作します。

具体的にはWindowsやMacOSなどのOSや、MicrosoftOfficeやGoogleChromeなどのアプリケーションが挙げられるでしょう。これらのソフトウェアは個別にハードウェアにつながっているのではなく、互いに連動することによりシステムが動作するのです。

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