にんにくの旬はいつ?どんな種類がある?選び方のポイントも元保育士がわかりやすく解説
にんにくの若芽・葉にんにく
にんにくは肥大した地下茎を食用としますが、葉にんにくはにんにくの植え付け後に発芽して葉が大きくなった状態で収穫したものを指します。地下茎が育つ前に葉は枯れてしまうため、収穫できるのはにんにくの栽培中のたった2か月程度。ちょうど12~2月あたりで収穫されるため冬野菜になりますよ。
しかし、葉にんにくは国内でも知名度は低く、売られているのを見たことがない・初めて名前を聞いたという方も多いのではないでしょうか?葉にんにくは鮮度が落ちるのが早いため広く流通させることができず、収穫期も短いので生産地でも手に入るのは一時期。知る人ぞ知る野菜なのです。
芽ではない?芽にんにく
にんにくは葉が枯れたあとに花をつけるために茎を伸ばしますが、その茎がにんにくの芽という名前で流通していますよ。しかし日本では茎がのびる前ににんにくとして収穫してしまいます。わざわざ茎が出るまで育てないので、日本で売られているにんにくの芽はほとんどが中国産です。
おいしいにんにくの選び方は?
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一度乾燥させて保存されているとはいえ、よい状態のにんにくは中身によく水分を蓄えています。見た目からはみずみずしさがわかりにくいですが、少しでもよいにんにくを選ぶためのポイントを確認していきましょう。
見た目からよいにんにくを見極める
まずは全体の見た目を観察します。外側のうす皮が白く乾燥しているか・ツヤがあるか・茎の部分がキュッとしまっているかに注目してください。次に皮の下に透けて見えるにんにくの一片を見て、粒が大きいもの・ひとつひとつ硬いものを選びましょう。最後に手に取ってみて、ずっしりと重みがあり全体が硬いものこそ水分をよく含んでいるおいしいにんにくですよ。
逆に、触ったときに軽いものや皮と実の間に隙間があって皮がプカプカとへこむものは水分が抜けている場合が多いです。芽が出ていたり皮が茶色くなっているものも古いにんにくの可能性が高いので避けるとよいでしょう。
国産と外国産にんにくの違い
スーパーでにんにく売り場を見ると国産・中国産・スペイン産…など、2,3種類から選べることが多いかと思います。まず一番に気が付く違いは値段と大きさでしょう。国産にんにくは1つ300円くらいで大ぶりであるのに対し、中国産は1つが小さいうえに3つで100円程度と非常に安価です。
中身や味も値段相応に異なっており、基本的に国産にんにくは外国産に比べて一粒が大きく実もよくしまっている・香りが強い・辛みのバランスがよいとされています。
パスタや肉・魚料理の風味付けであれば外国産のにんにくでも充分ですが、にんにくそのものを味わう丸焼きやすりおろしなどでは国産のおいしさを味わってみてほしいところです。
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品質のよいにんにくを味わってみて
にんにくは厳しい寒さに耐えて土や葉の養分をたっぷりと蓄えたカプセルのようなものだと思うと、パワーがみなぎる食材と言われるのも納得できますね。選び方のポイントも参考にして、いつも買っているにんにくと別の種類に冒険してみると新しい発見があるかもしれませんよ。