
人参ってどんな食材?原産地や特徴・栄養・効能もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説
ライター/はんぞー
バリスタ兼フリーランス料理家。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。お気に入りのフードは、オリーブ油で和えた千切り人参のサラダ。
人参ってどんな野菜?

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食卓の定番野菜の人参。どんな家庭でも、必ず置いてある食品と言っても過言ではありません。そもそも、人参はどんな野菜なのでしょうか。詳しく解説していきます。
セリ科ニンジン属の野菜
人参は、セリ科ニンジン属の野菜。セリやパセリと同じ仲間のようですよ。名前の由来も興味深いです。根の形が人の手足に似ていることから、「人が参る」と書いて人参と呼ばれるようになったとのこと。
そもそもは、朝鮮人参のことを人参と呼んでいたようです。朝鮮人参は一般的な人参よりも長細くて、根が枝分かれしているのが特徴。人参という名前の由来も分かりますね。その頃、一般的な人参はセリ人参と呼ばれていました。その後朝鮮人参よりもセリ人参が主流になったことから、ただの「人参」に名称が変化していったようです。
どこの部分を食べているの?
人参は根にあたる部分を食用としています。そもそも野菜は、根菜・葉茎菜・果菜に分けられるとのこと。人参は根菜の部類にあたりますね。根菜はごぼうや大根などです。実を食べる果菜と間違えやすいので、覚えておきたいキーワードですね。
人参の原産地は?
人参は意外にも根菜にあたり、セリ科の一種だとわかりました。次は、原産地について解説していきます。
原産地はアフガニスタン
人参の原産地は、アフガニスタンです。そこから東洋種と西洋種の2種類に枝分かれしたとのこと。東洋種は、中国から日本に伝わりました。現代ではあまり主流ではありません。東洋種だと、お正月に食べる金時にんじんが有名ですね。赤色に近い見た目で、お雑煮に入れることもしばしば。
現在一般的に食べられているのは、西洋種です。西洋種は、ヨーロッパから長崎に直接伝わりました。西洋種は根が短く、栽培が容易だったため普及したそうです。
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