
玉ねぎの目が痛くならない下処理は?おすすめの食べ方・保存方法もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説
目が痛くなるのはなぜ?
玉ねぎは万能食材ですが、困るのが下処理中に目が痛くなること。目が痛くなって、調理を中断することもしばしばです。目が痛くなる理由はなぜでしょうか。詳しく解説してきます。
硫化アリルが原因
玉ねぎに含まれている、硫化アリルという物質が原因です。硫化アリルは、玉ねぎの細胞の中に含まれているとのこと。切ることで細胞が壊され、硫化アリルが空気中に舞うようです。そして鼻や目の粘膜に付着します。異物が侵入したと判断した体は、防御反応として涙を出すというわけです。興味深いですね。
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目が痛くならない切り方

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目が痛くなるのは、玉ねぎに含まれている硫化アリルが原因だと分かりました。しかし、なんとか痛くならずに下処理を進めたいもの。目が痛くならないコツについて、3つほど紹介していきます。
1.切る前に冷やす
玉ねぎを切る前に、冷蔵庫で冷やしてみましょう。硫化アリルは揮発性の物質とのこと。温度が低いと、蒸発しにくいと言われています。そのため切る前に冷やすと、硫化アリルが空気中に舞うのを抑えられますよ。1時間ほど冷やしてみましょう。ただし、玉ねぎは常温保存が基本です。切る前のみ、冷蔵庫に入れるようにしましょう。
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2.レンジで加熱する
レンジで加熱してから切ると、目が痛くならないようです。硫化アリルは熱に弱い物質。その性質を活かして、レンジで温めてから切ってみましょう。加熱する際は、皮が付いたままレンジで1分ほど温めてください。取り出す時は、火傷に注意しましょう。この方法だと目が痛くなりにくいだけでなく、時間短縮にもなりますね。
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3.玉ねぎの繊維に沿って切る
玉ねぎの繊維に沿って切ってみましょう。玉ねぎの細胞を傷つけないようにすることで、細胞から硫化アリルが蒸発するのを抑えることができます。この方法は、すぐに試すことができて手軽ですね。また良く切れる包丁を使うことも、効果があるようですよ。
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