切り干し大根に含まれる栄養素は?生の大根との違いや効果・効能も主婦歴15年のママライターが詳しくわかりやすく解説!
ライター/いわ さゆこ
4人の子を持つママライターいわさゆこです。趣味は読書と料理。毎日の献立に悩んでいませんか?切り干し大根は栄養があって日持ちもする、困ったときの救世主です。お気に入りはごはんに合う定番の煮物。旨味を含んだ戻し汁を使用すれば、調味料も少なくて済むのでおすすめします。自己流の組み合わせでレシピを考える事も多いです。
切り干し大根って何?
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切り干し大根は、細く切った大根を天日干しにして時間をかけて乾燥したものです。日本で古くから親しまれてきた乾物で、江戸時代から広く食べられるようになりました。
代表的な産地は宮崎県で、全国の約9割を生産しています。西日本では「千切り大根」と呼ばれることもあるそうです。乾燥させることで、はじめの生大根よりも甘味や旨味が増し、歯ごたえのある食感になります。
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切り干し大根はどうやってつくられているの?
切り干し大根は大根を細く切って乾燥させて作ります。特に難しい工程はありませんが日光に当てて、水気を乾燥させることがポイントです。切り干し大根を作る際に太陽の光に当てると、うま味成分のグルタミン酸の含有量が増えます。グルタミン酸は料理に深みを出し、塩味が薄くても美味しく感じられるようになるのです。
生の大根の○○倍!?切り干し大根に含まれる栄養素がすごかった!
日本では昔から、冬の野菜が栽培できない時期や、新鮮な野菜の代替野菜としてまた遠洋航海の船員の大切な保存食として切り干し大根が活用されてきました。近年では切り干し大根が健康食品としても優れた食品であることがわり、人気を集めています。その理由は含有する栄養素が優れているからに他なりません。
その1.カルシウム20倍!
切り干し大根に含まれるカルシウムの量は野菜のなかでもトップクラスです。生の大根と比べると20倍も多く含まれているのですから、積極的に摂りたいですよね!
カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂や分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに働きかけています。身近なところでは牛乳やイワシなどに多く含まれていますが、切り干し大根も負けていませんよ!身体の健康維持には欠かせない栄養素です。
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