きゅうりに栄養はある?特徴や効果効能・豆知識も野菜大好き管理栄養士がわかりやすく解説!
ライター/ツキアオイ
1児の母として育児に奮闘中の管理栄養士ライター。きゅうりの丸かじりが大好きでおやつにしてしまうほど。病院や介護施設での経験を活かし、食に関して分かりやすく解説する。
きゅうりってどんな野菜?
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家庭料理でよく使用される野菜の一つであるきゅうりは、私たちにとって馴染みがありますよね。それ故に、きゅうりがどんな野菜か考える機会はあまり無かったかもしれません。ここからはきゅうりの特徴やルーツについて見ていきましょう。
世界一カロリーが低い果実
なんときゅうりは「最もエネルギー量(カロリー)が低い果実」としてギネス世界記録に登録されています。100g当たり14kcalと、同じウリ科の野菜であるカボチャの約1/7程度のエネルギー量(カロリー)です。そのためか、きゅうりには栄養が無いというイメージが広まったのかもしれませんね。
ちなみにこちらは「果実(果菜を含む)」としての記録です。全ての野菜の中で比較されたわけではありまんよ。
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インドで生まれて中国から伝達
きゅうりの原産地はインドの北部。とても歴史が古く、3,000年以上も前から栽培されていました。その後アジアでも栽培されるようになり、日本へは6世紀頃に中国から伝わってきたとされています。きゅうりの野生種は現在もヒマラヤ山脈に自生していますが、とても苦くて食用にはできないようです。
きゅうりの語源は?
昔は「黄瓜」と書いていたことから「きゅうり」と呼ばれるようになったとする説が有力です。これは、きゅうりが完熟した黄色になるまで待ってから収穫していた事から来ています。完熟したきゅうりは苦味があって食べづらいです。そのため現在日本で食されている緑色のきゅうりは、熟す前の未熟な状態で収穫しているのですよ。
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