

今回はそんなどんことしいたけの違いについて、定義や調理方法を確認しながら雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/きき
植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。
どんことしいたけの違いとは?

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スーパーなどで、よく見かける「しいたけ」と「どんこ」。商品名は違うものの、見た目がかなり似ていますよね。そんな、しいたけとどんこにはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、しいたけとどんこの定義について確認していきます。
しいたけ:キノコの1種
私たちが食卓でいただく食用のキノコには様々な種類がありますよね。例えば、エリンギやマイタケ、シメジにエノキ、マッシュルームなどが挙げられます。これらのキノコの中にしいたけが含まれているのです。
また、しいたけには、さらにそのまま食べられる「生しいたけ」と収穫後に乾燥させた「乾燥しいたけ」の2種類があります。「しいたけ」と呼ばれているものは、「生しいたけ」を指すことがほとんどです。今回の記事では、しいたけを生しいたけと乾燥しいたけを合わせたものとして説明しますね。

しいたけの栽培方法には、90cmから120cmにカットした木に種菌を打ち込んで自然の中で栽培する「原木栽培」と、米ぬかやフスマ、オガクズ、水などを固めたブロックに種菌を打ち込んで、温度管理等ができる施設内で栽培する「菌床栽培」の2種類があるぞ。
どんこ:乾燥しいたけの1種
どんことは、どのようなキノコでどのような特徴があるのでしょうか。
どんこは、しいたけとはまた違う種類のキノコだと思われることがありますが、実は、乾燥しいたけの1種。つまり「しいたけ」というグループの中にどんこが含まれていることになるのです。乾燥しいたけには、どんこの他にさらに2種類あります。乾燥しいたけの分類の仕方については後ほど解説しますね。

日本でのどんこの生産量が最も多い場所は大分県だ。日本での全生産量の約40%に相当するそうだ。次に、宮崎県、熊本県、愛媛県と続くぞ。
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