端的に言えば「瞳を凝らす」の意味は「じっと見つめる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「瞳を凝らす」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Maicodori
建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「瞳を凝らす」の意味をわかりやすく伝える。
「瞳を凝らす」の意味は?
「瞳を凝らす」には、次のような意味があります。
まばたきもせずに、じっと見つめる。凝視する。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「瞳を凝らす」
「瞳を凝らす」は「ひとみをこらす」と読み、何かの物事や他者に対してまばたきもせずにじっと見つめたり凝視したりする際に使用する慣用句です。「凝らす」はあまり見かけない漢字でしょうから、しっかり読めるようにしておきましょうね。「固まらせる」という意味では同じ漢字で「こごらす」とも読みますよ。
「瞳を凝らす」の語源は?
次に「瞳を凝らす」の語源を確認しておきましょう。「瞳を凝らす」の語源は明確ではありませんが、2つの単語がくっついた慣用句ですから、それぞれの意味を確認してみます。
まず「瞳」はここでは「比喩的に、目。また、視線。」という意味ですね。比喩的にとあるように、物理的な身体器官そのものというよりも、何かを見ているということを表現する単語と言えます。次に「凝らす」は「心の働きを一つのものや所に集中させる。」のことです。
そのため「瞳を凝らす」を丁寧に言いまわすと、「(何かを見ている)目や視線を一つのものやところに集中させる」となることがわかりますね。
「瞳を凝らす」の使い方・例文
「瞳を凝らす」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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