この記事ではかぼちゃについてみていきます。甘くて美味しいかぼちゃですが、切りにくいのが難点です。丸ごと買っても、消費や保存の方法に困ることもある。今回はかぼちゃの下処理や食べ方・保存方法を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

かぼちゃの下処理の方法は?

image by iStockphoto

かぼちゃは、スイーツにもおかずにもなる万能食材。しかし、下ごしらえが難しいのが悩みどころですね。固くて手を切らないか心配になることも。今回はそんなかぼちゃの下処理の方法について、詳しく解説していきます。

固いかぼちゃの切り方は?

丸ごと1個のかぼちゃの切り方について、順番に見ていきましょう。

かぼちゃの切り方
1.しっかりと押さえながら、ヘタを避けて半分に切る
2.ヘタ周辺に包丁を入れ、ヘタの部分を切り取る
3.ワタやタネをスプーンで取り除く
4.用途に合わせて、切り分ける
 ※怪我防止のために、必ず平面を下にして安定させましょう
5.表面に傷やいぼがある場合は、取り除く

かぼちゃを切る時のポイントは2つです。1つ目は、ワタを取り除いた後は水洗いをすること。ワタがあると、煮崩れしてしまう可能性があります。2つ目は、あまりにも固い場合はレンジを活用すること。無理して切ろうとすると、とても危険です。ラップをかけて600Wで2分ほど加熱しましょう。格段に切りやすくなりますよ。

煮物にする際の下ごしらえは?

かぼちゃといえば、煮物ですね。煮物に使う際の切り方をまとめました。見ていきましょう。

\次のページで「潰して使う時は?」を解説!/

かぼちゃの切り方 〜煮物の場合〜
1.2分の1に切ったかぼちゃを、縦3~4cm幅に切る
2さらに横に3~4cm幅に切り、サイコロ状にする
3.味を染み込みやすくするために、皮を所々むく
4.サイコロ状にしたかぼちゃの4つ角を削ぎ落とす

基本的には、丸ごと1個下処理するのと同じです。煮物にする際のポイントは、口当たりを良くすること。そして、煮汁を染み込みやすくすることです。角を削ぎ落としたり、皮をむくというテクニックはなかなか興味深いですね。

潰して使う時は?

かぼちゃの実を潰して使う際の下処理方法は、どうすればいいのでしょうか。見ていきましょう。

かぼちゃの切り方 〜実を潰して使う場合〜
1.ヘタに注意して切り分け、ワタまで綺麗に取り除く
2.ラップをかけてレンジで加熱する 600wで5分程度 
3.スプーンを使って、実をくり抜く 
 ※この時、火傷をしないように、粗熱が取れてから作業しましょう
4.くり抜いた実を潰す ※フォークを使うとやりやすいです

マッシュしたかぼちゃの実を使う場合は、細かく切る前にレンジで加熱してしまいましょう。後から茹でる必要もなく、簡単に柔らかくなりますよ。加熱した後は、かぼちゃの蒸気で火傷することがあるので、気をつけましょう。

かぼちゃのおすすめの食べ方は?

image by iStockphoto

かぼちゃは、大人も子供も大好きな食材ですね。そんなかぼちゃのおすすめの食べ方を、フリーランス料理人が解説していきます。

\次のページで「1.大人気のかぼちゃサラダ」を解説!/

1.大人気のかぼちゃサラダ

まずは、大人気のかぼちゃのサラダを作ってみましょう。彩りが豊かなので、お弁当に入れても喜ばれるでしょう。作り方は簡単です。一口大に切ったかぼちゃをレンジで加熱します。そこに千切りにした玉ねぎを加えましょう。調味料はマヨネーズと塩こしょうで十分です。お好みでかぼちゃを潰して、クリーミーな食感を味わうのも良いですね。

2.食卓が豪華になるかぼちゃのスープ

かぼちゃのスープも人気のレシピです。加熱したかぼちゃに、牛乳・コンソメ・加熱した玉ねぎを加えましょう。ミキサーにかけて、塩こしょうで味を整えれば完成です。夏場は冷蔵庫で冷やして、冷製スープにするのもおすすめですよ。簡単にできる一品があるだけで、食卓が豪華になりますね。

かぼちゃと相性の良い食材は?

かぼちゃはどんな食材との相性が良いのでしょうか。定番の食材と、意外に相性の良い食材をご紹介します。

1.クリームチーズ

定番はクリームチーズです。かぼちゃの甘みとクリームチーズの濃厚さが相まって、満足感のある一品ができるでしょう。例えば、かぼちゃとクリームチーズを和えてメープルシロップを加えれば、デリ風マリネが完成します。また、スイーツにも活用できるでしょう。おすすめはかぼちゃのチーズケーキです。万能食材のクリームチーズを活用して、かぼちゃを美味しくいただきましょう。

2.ツナ

ツナも、かぼちゃとの相性が良いです。意外な組み合わせに思うかもしれません。かぼちゃのクリーミーさが、ツナのパサパサ感を包み込んでくれるのです。またこの2つの組み合わせは、栄養素的にもおすすめですよ。かぼちゃは炭水化物、ツナはたんぱく質です。まさに、心も体も満足する一品になるでしょう。

おすすめの食べ方は、ツナとかぼちゃの炒め物です。シンプルにポン酢や塩昆布で味付けするだけで、美味しくいただけますよ。

かぼちゃの保存方法は?

image by iStockphoto

かぼちゃを丸ごと買って、余ってしまうことがありますよね。保存方法に悩むものです。かぼちゃは、どれぐらい日持ちするのでしょうか。冷凍保存はできるのでしょうか。詳しく解説していきます。

丸ごとの場合は常温保存ができる!

かぼちゃは丸ごと1つの場合、常温で保存ができます。保存すると、追熟が進んで甘みが増し、より美味しくいただけますよ。10度~13度ぐらいで保存すると良いでしょう。傷まないように新聞紙で包み、日の当たらない場所で保管しましょう。夏場は気温が高いので、常温保存はおすすめできません。念のため、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

カットした場合は冷蔵で3~4日

カットしたかぼちゃは、冷蔵で3日~4日保存できます。カットすると、一気に痛みやすくなるようです。冷蔵保存する際は、ワタとタネを綺麗に取り除いてから保存しましょう。ワタやタネは水分が多く、傷みが早くなるためです。

冷凍保存もできる!

かぼちゃは冷凍保存が可能です。1ヶ月ほど冷凍できます。冷凍する際のポイントは3つ。まずは、冷蔵する場合と同じように、ワタとタネを取り除きましょう。また、冷凍前にカットしておくのをおすすめします。 薄切りや煮物用に大きめなど、用途に合わせて切っておき、すぐに使えるようにすると良いでしょう。

そして保存する時は、ラップに包んで密閉容器に入れてから保存しましょう。2重に包むことで、乾燥や変色を防ぐことができます。

かぼちゃの下処理と保存方法を理解して、人気のレシピを作ってみよう!

かぼちゃの下処理は、ヘタに注意して切り分けましょう。難しい場合は、レンジを活用すると簡単に切ることができます。またかぼちゃは冷凍保存もできるので、丸ごと買って保存しておくのもおすすめです。サラダやスープは、とっておきの人気レシピですね。簡単にできる割に、食卓の彩りも豊かになります。ぜひ作ってみてくださいね。

" /> 切れないかぼちゃの下処理は?おすすめの食べ方・保存方法もフリーランス料理人がわかりやすく解説 – Study-Z
家庭科

切れないかぼちゃの下処理は?おすすめの食べ方・保存方法もフリーランス料理人がわかりやすく解説

この記事ではかぼちゃについてみていきます。甘くて美味しいかぼちゃですが、切りにくいのが難点です。丸ごと買っても、消費や保存の方法に困ることもある。今回はかぼちゃの下処理や食べ方・保存方法を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

バリスタ兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

かぼちゃの下処理の方法は?

image by iStockphoto

かぼちゃは、スイーツにもおかずにもなる万能食材。しかし、下ごしらえが難しいのが悩みどころですね。固くて手を切らないか心配になることも。今回はそんなかぼちゃの下処理の方法について、詳しく解説していきます。

固いかぼちゃの切り方は?

丸ごと1個のかぼちゃの切り方について、順番に見ていきましょう。

かぼちゃの切り方
1.しっかりと押さえながら、ヘタを避けて半分に切る
2.ヘタ周辺に包丁を入れ、ヘタの部分を切り取る
3.ワタやタネをスプーンで取り除く
4.用途に合わせて、切り分ける
 ※怪我防止のために、必ず平面を下にして安定させましょう
5.表面に傷やいぼがある場合は、取り除く

かぼちゃを切る時のポイントは2つです。1つ目は、ワタを取り除いた後は水洗いをすること。ワタがあると、煮崩れしてしまう可能性があります。2つ目は、あまりにも固い場合はレンジを活用すること。無理して切ろうとすると、とても危険です。ラップをかけて600Wで2分ほど加熱しましょう。格段に切りやすくなりますよ。

煮物にする際の下ごしらえは?

かぼちゃといえば、煮物ですね。煮物に使う際の切り方をまとめました。見ていきましょう。

\次のページで「潰して使う時は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: