この記事ではmanyとa lot ofの違いについてみていきます。どちらも中学の英語で登場する基本的な単語で、「たくさんの」といった意味を持つよな。同じ意味を持っていることから、ついつい両者を混同してしまってはいないでしょうか。
そこで、今回はそんなmanyとa lot ofの違いや使い分け方について、いくつか例文を挙げながら、雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

manyとa lot ofとは?

英語を勉強していて頻繁に見かける「many」と「a lot of」。どちらも、「たくさんの」や「多数の」を意味しますよね。同じ意味を持っている両者ですが、使い方に困惑してしまう方も少なくないでしょう。そこで、そんなmanyとa lot ofの使い方の違いについて、例文をいくつか挙げながら、解説していきます。

manyとa lot ofの違いとは?

manyとa lot ofは、「たくさんの」や「多量の」という意味があり、名詞を修飾する形容詞です。しかし、両者はどのように使い分けられているのでしょうか。実は、manyとa lot ofでは、修飾する名詞の種類が異なるのです。ここからは、manyとa lot ofの使い方について詳しく解説していきますね。

many:可算名詞を修飾する

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「たくさんの」などの意味を持つmanyには、主に、3つの特徴があります。1つ目は、可算名詞を修飾すること。2つ目は、manyは肯定文や否定文、さらに疑問文にも使われるという特徴があること。そして、3つ目は、manyは肯定文の時、soやveryなどの副詞と一緒に使われることが多いということです。

これらの特徴を踏まえながら、この後いくつか例文をご紹介します。

a lot of:可算名詞と不可算名詞を修飾する

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manyと同様に、「たくさんの」や「多量の」という意味を持つa lot of。a lot of にもいくつか特徴があります。a lot ofの場合、可算名詞と不可算名詞のどちらの名詞にも修飾することができるのです。また、a lot ofは肯定文で使われることはがほとんど。

この後、a lot ofの例文もいくつかご紹介します。

\次のページで「manyとa lot ofの例文とは?」を解説!/

manyとa lot ofの例文とは?

ここまで、manyとa lot ofの使い方について解説してきました。ここでは、実際にmanyとa lot ofを使った例文をご紹介します。例文を通して、manyとa lot ofの違いを学びつつ、可算名詞と不可算名詞の復習にもなるかもしれませんね。

manyを使った例文

manyは、肯定文、否定文、疑問文に使われ、可算名詞を修飾するのでした。そんなmanyはどのように使われるのでしょうか。ここから、manyを使った例文を3つ挙げていきます。今後の英語学習に役立ててみてくださいね。

例文1:I have so many chores to do.
(訳:私にはたくさんやらないといけない家事があります。)

choreとは家事のことを意味します。ここでは複数形になっているので、皿洗いや洗濯、掃除など複数の家事のことを指していることになりますね。manyの前に副詞のsoがあることから、多いことを強調しています。choreは可算名詞であることから、この例文ではmanyを使うことが適切だといえますね。

例文2:You don’t have many friends here.
(訳:ここには、あなたの友達が少ないです。)

manyは否定文でも使われるのでした。この例文を直訳すると、「ここには、あなたの友達がたくさんいません。」となりますね。しかし、これでは日本語が不自然になってしまうので、意訳して、「友達が少ない」とした方が適切でしょう。friendが可算名詞であることにも注目です。

例文3:How many times do I have to tell you.
(訳:あなたに何回言えば分かるのだ。)

manyは疑問文でも使えるのでしたね。この例文はhowから始まっていることから、疑問文であることが分かります。この文言は、よく親が何度言っても分かってくれない子供に対して言ったり、言い合いになったりした時に使われるセリフです。アメリカのドラマや映画を観ていれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

a lot ofを使った例文

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a lot ofはmanyと同じ意味を持ちますが、肯定文にのみ用いられ、可算名詞と不可算名詞のどちらも修飾することができるのでした。ここでは、a lot ofを使った例文を2つ挙げながら、a lot ofと似た表現方法についてもご紹介します。

例文1:I bought a lot of clothes for my sister.
(訳:私は妹にたくさんの服を買った。)

この例文は肯定文であり、文中に登場する名詞は可算名詞であるclothe(服)ですよね。そのため、この例文ではa lot ofを使うことができますね。ちなみに、この文の場合、a lot ofをmanyに変更しても自然に通じますよ。

\次のページで「manyとa lot ofの違いは修飾する名詞の種類!」を解説!/

例文2:We spent a lot of time with him.
(訳:私たちは彼と多くの時間を過ごした。)

timeは不可算名詞なので、ここではmanyではなくa lot of を使うことが相応しいです。また、この例文も肯定文なので、a lot ofを自然と使うことができますね。ちなみに、spend timeとは、「時間を過ごす」という意味で、英会話などでよく使われるので覚えておきましょう。

ちなみに、a lot ofに似た英語には、「lots of」というものがあります。これはa lot ofよりもカジュアルな表現方法で、会話などでは頻繁に使われるのです。a lot ofと同じ特徴を持ち、肯定文に使われ、可算名詞と不可算名詞のどちらも修飾しますよ。

例文は以下の通りです。

例文:There are lots of people in the stadium.
(訳:スタジアムにはたくさんの人がいる。)

manyとa lot ofの違いは修飾する名詞の種類!

manyとa lot ofはどちらも「たくさんの」や「多量の」という意味がありました。しかし、両者には、使い方に違いがあるのでしたね。manyは可算名詞のみを修飾し肯定文、否定文、疑問文で使われるのに対して、a lot ofは可算名詞と不可算名詞を修飾し、肯定文にのみ使われるのでした。また、a lot ofはmanyよりもさらに、a lot of のよりも軽い表現方法としてlots ofというものも。適切な「たくさんの」を意味する言葉を使っていきましょう!

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「many」と「a lot of」の違いとは?どうやって使い分けるの?例文についても雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説

この記事ではmanyとa lot ofの違いについてみていきます。どちらも中学の英語で登場する基本的な単語で、「たくさんの」といった意味を持つよな。同じ意味を持っていることから、ついつい両者を混同してしまってはいないでしょうか。
そこで、今回はそんなmanyとa lot ofの違いや使い分け方について、いくつか例文を挙げながら、雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

manyとa lot ofとは?

英語を勉強していて頻繁に見かける「many」と「a lot of」。どちらも、「たくさんの」や「多数の」を意味しますよね。同じ意味を持っている両者ですが、使い方に困惑してしまう方も少なくないでしょう。そこで、そんなmanyとa lot ofの使い方の違いについて、例文をいくつか挙げながら、解説していきます。

manyとa lot ofの違いとは?

manyとa lot ofは、「たくさんの」や「多量の」という意味があり、名詞を修飾する形容詞です。しかし、両者はどのように使い分けられているのでしょうか。実は、manyとa lot ofでは、修飾する名詞の種類が異なるのです。ここからは、manyとa lot ofの使い方について詳しく解説していきますね。

many:可算名詞を修飾する

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「たくさんの」などの意味を持つmanyには、主に、3つの特徴があります。1つ目は、可算名詞を修飾すること。2つ目は、manyは肯定文や否定文、さらに疑問文にも使われるという特徴があること。そして、3つ目は、manyは肯定文の時、soやveryなどの副詞と一緒に使われることが多いということです。

これらの特徴を踏まえながら、この後いくつか例文をご紹介します。

a lot of:可算名詞と不可算名詞を修飾する

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manyと同様に、「たくさんの」や「多量の」という意味を持つa lot of。a lot of にもいくつか特徴があります。a lot ofの場合、可算名詞と不可算名詞のどちらの名詞にも修飾することができるのです。また、a lot ofは肯定文で使われることはがほとんど。

この後、a lot ofの例文もいくつかご紹介します。

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