この記事ではtripとtravelの違いについてみていきます。どちらも、「旅行」を意味する英単語ですが、実は細かいニュアンスの違いがあるそうです。また、旅行を意味する英単語は、他にもjourneyがあるよな。この単語はtripとtravelとどう違うのでしょうか。
今回はそんなtripとtravelの違いついて、journeyのことも簡単に触れながら、両者の意味と例文を雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

tripとtravelとは?

tripとtravelと言えば、「旅行」を意味する用語ですよね。どちらも同じような意味を持っているので、両者をどのように使い分けるのか分からなくなってしまうこともありますよね。

そこで、今回はそんな紛らしいtripとtravelの違いについて、例文をいくつか挙げながら解説していきます。今後の英語学習や海外旅行で役に立つかもしれませんね!

tripとtravelの違いとは?

tripとtravelは、どちらも「旅行」のことを指しますが、どのような違いがあるのでしょうか。実は、両者の最大の違いは「旅行の期間の長さ」なのです。また、tripは名詞として使用されますが、travelの場合、名詞と動詞の両方で使われることがあります。ここからは、tripとtravelの意味について詳しく解説していきますね。

trip:短期間の旅行のこと

image by iStockphoto

tripは、「短期間の旅行」という意味。週末や連休など、短い休暇期間を利用して、娯楽やビジネスのためという目的を持って、どこかへ行く時に使われる名詞です。宿泊する必要はなく、日帰り旅行なんかもtripを使いますよ。tripの詳しい使い方については、後ほど詳しくご紹介しますね。

travel:一般的な旅行、旅行や移動する

image by iStockphoto

travelは、「一般的な旅行」の名詞として使われます。tripよりも長い休暇を利用した旅行や、海外旅行など遠いところに行くというニュアンスがありますよ。また、travelは名詞だけでなく、「旅行する」や「移動する」といった動詞としても使用されます。

この後、travelの例文や具体的な使い方について解説しますね。

tripとtravelの例文とは?

ここまで、tripとtravelの意味やニュアンスについて解説してきました。ここからは、この2つの単語を使った例文をいくつかご紹介します。実際に例文を通して、使い方を知ることで両者の違いをよりイメージしやすくなるかもしれませんね

tripを使った例文

tripとは、名詞として「短期間の旅行」を指すのでしたね。そんなtripは一般的にどのような使い方をするのでしょうか。ここでは、tripを使った例文をいくつか挙げていきます。ぜひ、ここでご紹介する例文を参考にしながらtripの使い方に慣れてくださいね。

例文1:I am going on a business trip tomorrow.
(訳:私は明日、出張に行きます。)

「business trip」とは、日本語で「出張」を意味します。多くの出張は数日間と短い期間で、「ビジネス」という目的を持って旅行に行くことになりますね。このように目的がある短期間の旅行の場合は、tripを使うことが相応しいです。

例文2:We went on a day trip to Tokyo last week.
(訳:先週、私たちは東京へ日帰り旅行に行きました。)

「旅行」と言っても、様々な期間がありますよね。この例文のように宿泊せずにどこかへ遠出する時もtripを使います「day trip」とは日帰り旅行のことを指しますよ。日帰り旅行のほかに、1日で帰って来ることができる「遠足」や「見学」がありますよね。これらは、「field trip」と言います。

例文3:How was your trip?
(訳:旅行はどうでしたか?)

この例文は、旅行から帰ってきた人に対して質問する時に使います。この時、質問する相手がどれだけの期間、旅行していようが、tripを使用することがポイント。travelはtripよりも長めの旅行に使われますが、「How was your travel?」とは言いません。

旅行はどうだったのかを質問する時は、必ずtripを使いましょう。

travelを使った例文

travelとは、「一般的な旅行」のことを意味するのでしたね。一方、travelは名詞の「旅行」のほかにも、「旅行する」や「移動する」など、動詞としての意味もありました。これらの意味を頭に入れながら、これからご紹介する例文を見てみてくださいね。

例文1:I am going to travel to Europe for two months.
(訳:私は2カ月間、ヨーロッパを旅行します。)

この例文では、2か月という比較的長い期間をかけてヨーロッパを旅行することを表しています。また、話し手がヨーロッパ以外の地域に住んでいた場合、海外旅行することになりますよね。長期間かつ海外を訪れることになるので、この例文ではtripではなく、travelが相応しいです。

例文2:My hobby is to travel.
(訳:私の趣味は旅行です。)

旅行の期間に関わらず、旅行することが好きであったり趣味であったりする場合、tripではなくtravelを使います。「My hobby is to trip.」とはならないので注意しましょう。ちなみに、「My hobby is to trip.」だと意味が「私の趣味はつまずくことです。」に。これだと少しおかしな文になってしまいますね。

例文3:The water travels underground.
(訳:水は地中を移動する。)

この例文で使われているtravelは動詞で、「進む」や「移動する」というニュアンスがあります。名詞の旅行は人や動物が主語になりますが、動詞として使う場合、主語は物でも良いということになりますね。動詞のtravelには、何かがもしくは誰かが「移動する」、「進む」、「伝わる」という意味になるのです。

番外編:journeyとは?

image by iStockphoto

journeyもtripやtravelと同じように「旅行」に関係する単語ですよね。tripは「短期の旅行」でtravelは「一般的な旅行」のことでした。

これらに対してjourneyは、「長めの旅」という意味もありますが、それよりも「旅の過程」や「道のり」という意味が重視されています。結果ではなく、ゴールにたどり着くまでの過程について触れているのですね。journeyを使った例文は以下の通りです。

\次のページで「tripとtravelの違いは旅行する期間!」を解説!/

例文1:I went on a long train journey.
(訳:私は、長い列車旅をした。)

この場合、journeyは「旅」と言う意味で使われています。電車で長い時間かけてじっくりと旅をすることを表していますね。この例文では、どこか、目的地に着くことをあまり重要視せずに、旅の過程を楽しむ雰囲気がありますよね。

例文2:Reading a book is like going on a journey.
(訳:本を読むことは旅に出るようなものだ。)

この例文では、長めの旅を意味するjourneyを比喩表現として使われています。読み終える(結果)を重視するのではなく、読むというプロセスを長い旅に例えているようなイメージですね。journeyは、その長い過程(旅)を経ることで何かしらの成長や教訓を得られることも暗に意味しています。

tripとtravelの違いは旅行する期間!

tripとtravelの違いについて解説しました。tripとは「短期間の旅行」のことであり、travelは「一般的な旅行」と「旅行する」、「移動する」、「伝わる」などを意味するのでした。

両者の違いを知ることで、より自然な英語を話したり書いたりすることができますよ。ぜひtripとtravelの違いを覚えてみてくださいね。

" /> tripとtravelの意味の違いとは?journeyについても雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説 – Study-Z
言葉雑学

tripとtravelの意味の違いとは?journeyについても雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説

この記事ではtripとtravelの違いについてみていきます。どちらも、「旅行」を意味する英単語ですが、実は細かいニュアンスの違いがあるそうです。また、旅行を意味する英単語は、他にもjourneyがあるよな。この単語はtripとtravelとどう違うのでしょうか。
今回はそんなtripとtravelの違いついて、journeyのことも簡単に触れながら、両者の意味と例文を雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

tripとtravelとは?

tripとtravelと言えば、「旅行」を意味する用語ですよね。どちらも同じような意味を持っているので、両者をどのように使い分けるのか分からなくなってしまうこともありますよね。

そこで、今回はそんな紛らしいtripとtravelの違いについて、例文をいくつか挙げながら解説していきます。今後の英語学習や海外旅行で役に立つかもしれませんね!

tripとtravelの違いとは?

tripとtravelは、どちらも「旅行」のことを指しますが、どのような違いがあるのでしょうか。実は、両者の最大の違いは「旅行の期間の長さ」なのです。また、tripは名詞として使用されますが、travelの場合、名詞と動詞の両方で使われることがあります。ここからは、tripとtravelの意味について詳しく解説していきますね。

trip:短期間の旅行のこと

image by iStockphoto

tripは、「短期間の旅行」という意味。週末や連休など、短い休暇期間を利用して、娯楽やビジネスのためという目的を持って、どこかへ行く時に使われる名詞です。宿泊する必要はなく、日帰り旅行なんかもtripを使いますよ。tripの詳しい使い方については、後ほど詳しくご紹介しますね。

travel:一般的な旅行、旅行や移動する

image by iStockphoto

travelは、「一般的な旅行」の名詞として使われます。tripよりも長い休暇を利用した旅行や、海外旅行など遠いところに行くというニュアンスがありますよ。また、travelは名詞だけでなく、「旅行する」や「移動する」といった動詞としても使用されます。

この後、travelの例文や具体的な使い方について解説しますね。

tripとtravelの例文とは?

ここまで、tripとtravelの意味やニュアンスについて解説してきました。ここからは、この2つの単語を使った例文をいくつかご紹介します。実際に例文を通して、使い方を知ることで両者の違いをよりイメージしやすくなるかもしれませんね

tripを使った例文

tripとは、名詞として「短期間の旅行」を指すのでしたね。そんなtripは一般的にどのような使い方をするのでしょうか。ここでは、tripを使った例文をいくつか挙げていきます。ぜひ、ここでご紹介する例文を参考にしながらtripの使い方に慣れてくださいね。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: