家庭科

蕎麦にはどんな栄養や効能がある?健康・美容効果も元保育士がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。今回は日本食の定番である蕎麦について詳しくみていくぞ。日本には蕎麦にまつわることわざや逸話も多く落語の題材にも使われるなど日本人にとってごく身近な食品だが、最近ではその栄養や健康効果にも注目が集まっている。元保育士ライター榎木えふと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/榎木えふ

現在は我が子の育児を楽しむ元保育士。故郷は蕎麦よりうどんが名高かったが、そばを食べるために隣県へ出かけるくらいに蕎麦も好き。10年以上食育に携わった経験を活かして食に関する知識をわかりやすく説明していく。

蕎麦の特徴と歴史

image by iStockphoto

蕎麦に欠かせないのが、原材料となるソバという植物の実です。以降はわかりやすくする目的で植物としての状態を「ソバ」、食品としての状態を「蕎麦」と表記して解説していきます。

蕎麦ってどんな食べ物?

蕎麦とは、ソバの実をひいて粉にした蕎麦粉を原料に使った日本の麺料理の名前です。もともとはソバの実をお粥のように炊く・蕎麦粉を練って餅状にする・おまんじゅうの材料に使うなど、米や小麦粉のように色々な加工のしかたや食べ方があるのが一般的でした。細い麺状にしてゆでて食べる方法は別に蕎麦切りと呼ばれていたのですが、現在では蕎麦といえば麺料理をさす言葉になっています。

蕎麦の歴史は縄文時代までさかのぼる

蕎麦の原材料であるソバの実の原産地は中国の西南部だと言われています。日本に伝わってきたのははるか昔の縄文時代のこと。高知県の遺跡からは9000年以上前、島根県では10000年以上前のソバの花粉が発見されたことによって、日本に古くからソバがあったことが裏付けられています。

しかし、現在のような細く切った蕎麦ができたのは江戸時代になってから。蕎麦粉はデンプンが少ないので水で練るだけだとボソボソとしてちぎれやすいのですが、この頃から小麦粉などをつなぎとして入れる製法が広まって細長く製麺できるようになったと言われています。

また、安く手早く食べられることから外食として人気だったようです。現代で言えばファストフードのようなものだったのですね。

痩せ地でも育つ強い作物

ソバは中国西南部の高原地帯が原産ということもあり、気温が低い土地での栽培に向いています。また、かんばつ(長い間雨が降らないこと)に強い・他の穀物に比べて日光を必要としない・種をまいてから60~70日ほどの短期間で収穫できるという特性もあるため、米や小麦が育たないような地域に広まり世界中で栽培されてきました。ソバの特性を現した以下のようなことわざもありますよ。

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