
かぼちゃってどんな食材?原産地や特徴・栄養・効能もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説
1.炭水化物が豊富
かぼちゃは炭水化物が豊富です。炭水化物とは、糖質と食物繊維から構成されています。糖質は脳や体を動かすエネルギーで、体にとって不可欠。糖質が不足すると、めまいやだるさが出てきてしまいます。また食物繊維は、整腸作用や血糖値の急激な上昇を抑える効果がありますよ。
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2.豊富なビタミン類
ビタミン類もたくさん含まれています。β-カロテン・ビタミンB・ビタミンC・ビタミンEなどが豊富です。それぞれのビタミンの効能を見てみましょう。
かぼちゃに含まれるビタミン類
β-カロテン:免疫機能の低下を抑制する・ガンや老化にも効果的
ビタミンB:エネルギー代謝を潤滑にする
ビタミンC:精神的・肉体的ストレスを緩和する
ビタミンE:血管を健康に維持する・動脈硬化や血栓を予防する
このように、健康維持のために必要な栄養素が豊富に含まれていますね。ビタミンCやビタミンEは「若返りビタミン」と呼ばれることも。とても魅力的な食材ですね。
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皮や種にも栄養が!
驚くべきことに、皮や種にも栄養があります。かぼちゃの皮には、免疫力を上げるベータカロテンが含まれているとのこと。その量、なんと果実部分の2倍以上。他にも、食物繊維が豊富です。
かぼちゃの種には、ミネラルやタンパク質が含まれています。また体内で合成ができない、リノール酸という物質もあるとのこと。リノール酸は、血中のコレステロール値を下げる効果があるそうです。捨ててしまいがちな皮や種ですが、上手に活用したいですね。
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毎日食べても大丈夫?
かぼちゃは、健康を保つための栄養が豊富であることがわかりました。しかし、毎日食べても大丈夫なのでしょうか。詳しく解説していきます。
食べ過ぎなければ毎日食べても大丈夫!
毎日摂取しても問題ありませんが、適量を守りましょう。スーパーや八百屋でよく売られている、西洋かぼちゃの主成分を見てみましょう。
西洋かぼちゃ 100gあたり
・カロリー 91kcal
・炭水化物 20.6g
・脂質 0.3g
・食物繊維 3.5g
このように、炭水化物と食物繊維の含有量が多めです。炭水化物は過剰摂取すると、脂肪として体内に蓄えられます。また食物繊維を摂りすぎると、腹痛などの原因にも。そのため、適量を守り摂取していきましょう。1日の摂取量の目安は、50gほどですよ。
ダイエット中は味付けを工夫しよう!
ダイエット中は、かぼちゃの味付けを工夫しましょう。元々炭水化物が豊富な食材のため、味付けによっては高カロリーになってしまうことも。例えばかぼちゃの煮付けやポタージュスープは、砂糖や生クリームを使用するため、ダイエットには適していません。
おすすめはカボチャをレンジで温め、シナモンをかけるだけのシンプルなレシピ。砂糖や油を使わずに、美味しくいただけます。かぼちゃは食物繊維が豊富なため、少量でも満足感を得られますよ。
犬に与えても大丈夫?

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かぼちゃの甘い香りは、犬にとっても魅力的なようですね。しかし、犬に与えても大丈夫なのでしょうか。与える際の注意点はあるのでしょうか。詳しく解説していきます。
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犬も食べられる
かぼちゃは、犬が食べても大丈夫な食材です。犬が好む甘い味付けで、ドッグフードにも使われているとのこと。また豊富な栄養素は、犬の健康を保つためにも効果的。特に、ミネラルは大切な栄養です。筋肉や神経の機能を正常に保つ効果があり、体を動かすことが好きな犬には欠かせないものと言えるでしょう。
犬に与える際の注意点は?
注意点は2つあります。1つは適量を守ること。かぼちゃは高カロリーなので、与えすぎは肥満の原因になります。体重が4kg以下の場合は25g、10kg以下は50g、25kg以下は75gを目安に与えましょう。
2つ目の注意点は、あくまでも補助食として与えることです。かぼちゃのみでは、犬が必要な栄養素が不足してしまいます。まずはドッグフードをしっかりと食べさせ、フードのトッピングやおやつとして与えるようにしましょう。
適量を守り、栄養満点のカボチャを積極的に取り入れよう!
かぼちゃは甘くて美味しいだけなく、健康を保つための栄養が豊富であることがわかりました。しかし、食べ過ぎは体にとって悪影響です。適量を守り、積極的に摂取していきたいですね。犬に与える際は、補助食として食べさせるようにしましょう。人間も犬もかぼちゃを食べて、丈夫な体を目指したいですね。