端的に言えば目に障るの意味は「目の毒になる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「目に障る」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「目に障る(めにさわる)」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「目に障る」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「目に障る」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「目に障る」の意味は?
「目に障る」というキーワードを精選国語辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1.目の毒になる。転じて、見て不愉快になる。「相手の一挙手一投足が―・る」
2.視界を妨げる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「目に障る」
「目に障る」は目の毒になる、転じて見て不愉快になること、または視界を妨げることを意味する慣用句です。大まかに分けてニ種類の意味をもった言葉となっているため、見聞きした際はどちらの意味で使われているのか、前後の文脈に注意しながら読み取っていきましょう。
場合によって見て不愉快になる様子を表すなど、ネガティブな意味合いを含む言葉となっているため使用する際は注意が必要です。「目に障る」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われている言葉となっています。この機会に「目に障る」の意味・用法をしっかりと確認し、自身の語彙力を高めていきましょう。
「目に障る」の語源は?
次に「目に障る」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「目に障る」の語源は現在はっきりとはしていません。「目に障る」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。また語源とあわせて、「目に障る」がいつ頃から使われだした言葉なのか、発生時期についても確認しておきましょう。
1223年頃の海道記には「一山中に数山を阻て、千巖の嶺眼にさはり」としてこの言葉が登場しています。このことから「目に障る」が非常に古くから現在と同様の意味で使われている言葉であることが分かりますね。こちらの点についても、あわせて覚えておきましょう。
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