端的に言えば方が付くの意味は「物事が落着する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「方が付く」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター／ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「方が付く」の意味や語源・使い方まとめ
image by iStockphoto
それでは早速「方が付く」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「方が付く」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「方が付く」の意味は？
「方が付く」というキーワードを精選国語辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまずは確認していきましょう。
1．処理すべき物事が落着する。決着がつく。「いさかいの―・く」
出典：デジタル大辞泉（小学館）「方が付く」
「方が付く」は処理すべき物事が落着する、決着がつくことを表す慣用句です。物事の結果・結論など、始末がつくことを表しています。問題や諍いなどが起こり、それらが解決する。「方が付く」はこうした場面の様子を表した言葉となっています。
「方が付く」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われている言葉です。「方が付く」の表記は他に、「片が付く」と書かれることもあるため、こちらもあわせて覚えておきましょう。この機会に「方が付く」の意味・用法を確認し、自身の語彙力を高めていきましょう。
「方が付く」の語源は？
次に「方が付く」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「方が付く」の語源ははっきりとはしていません。「方が付く」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。またあわせて「方が付く」がいつ頃から使われだした言葉なのか、その発生時期についても確認しておきましょう。
1903年の国木田独歩・正直者には「それなりで君の身の方(カタ)がつくといふものだ」として、この言葉が登場しています。このことから「方が付く」は古くから現在と同様の意味で使われている言葉であることが分かりますね。こちらの点についても、しっかりとあわせて覚えておきましょう。
＼次のページで「「方が付く」の使い方・例文」を解説！／
おすすめの記事
Related Posts
