「軒を争う」の使い方・例文
「軒を争う」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.大学前にはいくつもの店舗が軒を争うようにして建ち並んでいる。
2.駅前に出ると、真新しい住宅が軒を争っている。
3.川辺には草花が軒を争い生い茂っている。
「軒を争う」は例文のように、人家や店が軒と軒が重なり合うように建て込まれていること、または草などが高く伸びて隙間もなく生い茂る様子を表して使われている言葉です。人家・店が建て込まれているという意味では、小説等の文章中、情景描写などに使われていることがあります。
現在は草などが高く伸び生い茂るという意味では、ほぼ使われていないため、使用する際は注意しましょう。例文から「軒を争う」の実際の使用場面をイメージし、自身でも使用することができるようにしていきましょう。
「軒を争う」の類義語は?違いは?
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続いて「軒を争う」の類義語・違いについて確認していきましょう。「軒を争う」の類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「軒を争う」という言葉の機能をより深く理解することができます。
その1「軒を並べる」:軒を接して多くの家がぎっしり並ぶ
「軒を並べる」は軒を接して多くの家がぎっしりと並んでいるという意味の慣用句です。こちらも建物が密集している様子を表す言葉となっており、「軒を争う」と似た意味をもった類義語となっています。使用頻度・細かいニュアンスが異なるため、注意して覚えておきましょう。
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