化学有機化合物理科生活と物質高分子化合物

重合体とは一体何?共重合との違いや定義・構造も現役研究員が5分でわかりやすく解説!

重合体の代表例プラスチックとは?

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プラスチックは合成樹脂を指したり、合成樹脂を成形した化成品を指す言葉です。可塑性物質という意味も含まれています。可塑性とは力を加えて歪ませて、力を除いた時にも歪みが残る性質です。化成品の材料としては非常に優秀で、安価なため身近な製品にも多く使用されています。

原油の精製時に得られるナフサが原料です。代表例は日用品の容器やデバイスの筐体等になります。

重合体の高吸水性ポリマーとは?

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高吸水性ポリマーとは自身の重量に対して100~1000倍の重量の水を保持できるよう合成された高分子を指します。一般的な布製品が水を吸水するのは、繊維の隙間に水が入り込んでいるからです。吸水ポリマーは水に触れると高分子の網が広がり、水と水素結合する官能基によって高い保水能力を持っています。

一度保持した水をほぼ外に出さないため、紙おむつやペットシート、ゲル芳香剤等が代表例です。

重合体の合成繊維とは?

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合成繊維は合成樹脂を繊維状に加工したものです。合成繊維は天然繊維と比較すると水に強く、繊維が丈夫で品質が安定しています。衣服の材料として使用され、メリットは伸縮性があり染色しやすい等です。天然繊維にはない特徴を出すことができます。ナイロンやポリエステルが代表例です。

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重合体は身近なものに幅広く使用されている。その例としてプラスチックや高吸水性ポリマー、合成繊維を紹介した。その他にも合成ゴムやシリコーン樹脂等も普段目にすることがあると思う。プラスチックは安価で加工が容易なため、日用品の容器として使用されている。高吸水性ポリマーはその性質からペットシートや紙オムツの材料だ。合成繊維は天然繊維にはできないことができ、品質も安定している。

重合体は現代の生活様式を支える最重要材料

重合体は戦前の1935年頃に確立され、戦時中は金属不足と安価で加工しやすい特徴から材料の置き換わりが起きました。戦後も徐々に利便性の良さから様々な製品の材料として大量生産され、今では重合体の化成品がないものを探す方が難しいです。より多くのニーズから製品開発はより複雑化し、共重合を利用し高度な物性を持つ材料を開発しています。

プラスチック、機能性樹脂、合成繊維は一例で、合成ゴムやシリコーン樹脂も重合体です。現代の生活には欠かせない材料のため、今後も研究が盛んに行われると思います。

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