端的に言えば方を付けるの意味は「決着をつける」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「方を付ける」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「方を付ける」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「方を付ける」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「方を付ける」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「方を付ける」の意味は?
「方を付ける」というキーワードを精選国語辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1.事の決着をつける。始末をつける。「金で―・ける」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「方を付ける」
「方を付ける」は事の決着をつける、始末をつけるという意味の慣用句です。物事の決まり、結末をつける。物事の処理をする。「方を付ける」はこうした様子を表した表現です。特に金銭を使って事の決着をつけることを指して、「金で方を付ける」といった言い回しでよく用いられていますね。
「方を付ける」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われている言葉です。字は「片を付ける」と書く場合もあるため、こちらの点についても覚えておきましょう。この機会に「方を付ける」の意味・用法を確認しておき、自身の語彙力を高めていきましょう。
「方を付ける」の語源は?
次に「方を付ける」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「方を付ける」の語源は現在はっきりとはしていません。「方を付ける」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。また語源とあわせて、「方を付ける」がいつ頃から使われだした言葉なのかという点についても確認しておきましょう。
1754年の談義本・八景聞取法問には、「わるく理屈ばると序病(ぢょやみ)の内に形(カタ)を付(ツケ)るが、サア返答は」として、この言葉が登場しています。こちらの点から、「方を付ける」は非常に古くから現在と同様の意味で使われている言葉であることが分かりますね。こちらの点についても、覚えておきましょう。
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