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【慣用句】「胸を弾ませる」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「胸を弾ませる」について解説する。

端的に言えば胸を弾ませるの意味は「心が落ち着かなくなる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んだ。一緒に「胸を弾ませる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

「胸を弾ませる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「胸を弾ませる」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「胸を弾ませる」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。

「胸を弾ませる」の意味は?

「胸を弾ませる」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の人気無料データベースサービスサイト「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。

1.喜びや期待などで心が落ち着かなくなる。わくわくする。「―・せて入学式を待つ」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「胸を弾ませる」

「胸を弾ませる」は喜びや期待から心が落ち着かなくなること、わくわくすることを意味する言葉です。喜び・期待といったポジティブな感情から、胸が高鳴り落ち着かなくなる。「胸を弾ませる」はこうした様子を表す言葉となっています。落ち着かなくなるというニュアンスに注意しましょう。

「胸を弾ませる」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われています。一般的にこれから起こる嬉しい出来事への期待から、興奮し心が落ち着かなくなる様子を指して使われているため、こちらも覚えておきましょう。この機会に「胸を弾ませる」の意味・用法を確認し、自身の語彙力を高めていきましょう。

「胸を弾ませる」の語源は?

次に「胸を弾ませる」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「胸を弾ませる」の語源は現在はっきりとはしていません。「胸を弾ませる」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。胸を弾ませるは「胸」と「弾ませる」という二種類の単語を組み合わせて生まれています。

ここでの「胸」は、胸の中に宿ると考えられている人の心を意味する単語です。「弾ませる」は勢いがつくこと、調子づくことを意味しています。「胸を弾ませる」はこれら二種類の単語を組み合わせて、心に勢いがつき落ち着かなくなる様子を意味するようになりました。単語それぞれの意味を確認し、より深く意味を理解していきましょう。

\次のページで「「胸を弾ませる」の使い方・例文」を解説!/

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