天然の健康食品として非常に人気の高いはちみつですが、どのようにして作られているか知っているか?今回は、はちみつに含まれる豊富な栄養成分、それに伴う効能なども主婦歴18年のママライター猫山メイコと一緒に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。 野菜を使ったアレンジレシピが得意。 「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。 この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問をわかりやすく紹介・解説していく。

はちみつの特徴

image by iStockphoto

健康や美容意識の高い人に大人気のはちみつ。食品や化粧品にもはちみつを使った商品がたくさんありますね。普段何気なく使っているはちみつですが、どんな特徴があるのでしょうか。これから詳しく解説していきますね。

蜜源によって味や色、とろみも違う

はちみつはミツバチが花の蜜を採集し巣の中で加工・貯蔵したものです。蜜源の花、つまりどんな花から取れたかで種類がわけられます。花の種類によって特徴は様々で、さわやかな味、まろやかな味、少し癖のある味などの違いがみられ、結晶化のしやすさや色やとろみも様々です。

8割が糖分、2割が水分

はちみつは約8割の糖分と約2割の水分によって構成され、ビタミンとミネラル類などの栄養素を含みます。料理や美容に使ったり、薬の代わりになったりと用途は様々です。本来はミツバチの食料なのですが、しばしば他の生物が採集して食料としています。

はちみつはどうやって作られるの?

身近な存在のはちみつですが、ミツバチは花の蜜を運ぶだけだと思っている方も多いと思います。ここからは、はちみつがミツバチによってどのように作られるかを詳しく解説しますね。

はちみつはミツバチが吐き出したもの?

image by iStockphoto

ミツバチが花の蜜を採取し、巣に帰ってから吐き出して貯蔵したものがはちみつです。実は、一度ミツバチの体内に入っているとは驚きですね。

ショ糖である花の蜜を、ミツバチは体内で自身が持つ酵素によってブドウ糖と果糖に分解します。蜜を巣に持ち帰った時点では水分量70%と非常に水っぽい状態です。それを巣にいる貯蔵係のハチに口移しで渡し巣に保管します。そして、貯蔵係のハチは自らの羽を羽ばたかせて水分を蒸発させるのです。70%の水分量が20%になるまで濃縮させたら、巣作り係のハチが蜜ろうによって蓋をします。その後じっくり時間をかけて熟成させ、やっとはちみつの出来上がり。

私たちが手にするはちみつは、養蜂場の方がこの巣の板を遠心分離機にかけフィルターで濾して不純物を取り除き瓶詰したものなのです。

\次のページで「はちみつの成分と栄養は?」を解説!/

はちみつの成分と栄養は?

ミツバチが一生懸命集めて作ったはちみつは栄養価の高い天然の甘味料です。ここからは、はちみつの成分と栄養について解説していきますね。

1.主成分は果糖とブドウ糖

はちみつの主成分は果糖とブドウ糖です。どちらもこれ以上分解する必要のない単糖類。ご飯やパン、砂糖などの糖類が体内でエネルギーとして使われるためには体内でブドウ糖と果糖に分解した後消化吸収されますが、はちみつはすぐにエネルギーとして使うことができます。胃や腸に負担がかかりにくくすぐにエネルギーとして吸収されるため、疲れた時や運動中のエネルギー補給に優れた食品です。

2.ビタミンやミネラル

ミツバチは花の蜜だけでなく花粉も集めて巣に持ち帰ります。その為はちみつ1g中に3~20万個もの花粉が入ってるのです。その花粉にはビタミン、カルシウム、カリウム、鉄、そして私たちの健康に必要なミネラルが含まれています。

ビタミン類はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、C、K、コリンなどが約10種類。ミネラルが27種類、アミノ酸が22種類、天然酵素が80種類、有機酸などが10種類以上で、なんと150種類以上の栄養成分がふくまれています。

はちみつの効能

image by iStockphoto

はちみつには様々な栄養成分がバランスよく含まれ天然成分の宝庫とよばれています。ここからは、はちみつを摂取することで期待できる効能について詳しく解説していきますね。

\次のページで「1.殺菌作用」を解説!/

1.殺菌作用

はちみつは昔から強い殺菌作用で傷の治癒などに使われてきました。80%という高い糖度が細菌の繁殖を許しません。また、はちみつにはブドウ糖由来の過酸化水素水(オキシドール)が含まれていることも殺菌力の高さの所以なのですね。風邪予防やのどの痛みを和らげるために、紅茶やお湯にはちみつを入れて飲むことも効果的です。

2.腸内環境を整える

はちみつは古くから下剤や便秘の薬としても使われていました。はちみつに多く含まれているオリゴ糖には、腸内の善玉菌のエサになって善玉菌を増やす効果があります。腸内の善玉菌が増えることによって、腸内環境が整えられるのです。腸内環境を整えることは、腸で作られる様々な免疫の働きを整えることに繋がり大腸がんの予防にもつながります。

3.疲労回復効果

はちみつは元々はミツバチの大事な栄養源です。はちみつの主成分であるブドウ糖や果糖は非常に吸収されやすいという特徴があります。固形ではないため胃腸への負担も少ないのです。

家事や仕事を長時間続けていると疲れてきますよね。そうした際は、はちみつを大さじ一杯摂ることをおすすめします。疲労回復効果が期待できますよ。スポーツの際にもおすすめです。

4.ダイエット効果

はちみつは砂糖に比べて低カロリーで糖質も低いのに甘味が強いので、料理をするときに少ない量でも代用として使えるのが嬉しいポイントです。

そして砂糖の主成分であるショ糖に比べて血糖値の上昇が緩やかになるそう。血糖値の急激な上昇は体に脂肪をため込みやすくなってしまうので、砂糖の代わりにはちみつを使うことによって、カロリーの低減と血糖値の急激な上昇を避けることできるのです。よって、はちみつにはダイエット効果があるといわれています

5.免疫力アップや美容にも良い効果が!

ミネラルは体内で作られないので、食事から摂る必要があります。はちみつにはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などの多くのミネラルが含まれて、これらは体の機能を維持したり調整したり健康には欠かせない栄養素です。

またビタミン類も数多く含まれており、特にビタミンCは日ごろから体内に取り入れることで免疫力を高めてくれます。さらに美白効果やニキビ予防など美容に良い効果もあるのです。本当に嬉しいですね。

健康と美容のために、大さじ一杯のはちみつを

この記事では、はちみつがどのように作られたか、そして栄養や効能について解説しました。はちみつが昔から薬として重宝されてきたのは、このような高い健康効果があったからなのですね。栄養価が高くて貴重なはちみつを、一日に大さじ一杯、健康や美容のためにぜひ取り入れてみてくださいね。

" /> はちみつはどうやって作られるの?栄養や成分・効能も主婦歴18年のママライターが詳しくわかりやすく解説 – Study-Z
家庭科

はちみつはどうやって作られるの?栄養や成分・効能も主婦歴18年のママライターが詳しくわかりやすく解説

天然の健康食品として非常に人気の高いはちみつですが、どのようにして作られているか知っているか?今回は、はちみつに含まれる豊富な栄養成分、それに伴う効能なども主婦歴18年のママライター猫山メイコと一緒に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。 野菜を使ったアレンジレシピが得意。 「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。 この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問をわかりやすく紹介・解説していく。

はちみつの特徴

image by iStockphoto

健康や美容意識の高い人に大人気のはちみつ。食品や化粧品にもはちみつを使った商品がたくさんありますね。普段何気なく使っているはちみつですが、どんな特徴があるのでしょうか。これから詳しく解説していきますね。

蜜源によって味や色、とろみも違う

はちみつはミツバチが花の蜜を採集し巣の中で加工・貯蔵したものです。蜜源の花、つまりどんな花から取れたかで種類がわけられます。花の種類によって特徴は様々で、さわやかな味、まろやかな味、少し癖のある味などの違いがみられ、結晶化のしやすさや色やとろみも様々です。

8割が糖分、2割が水分

はちみつは約8割の糖分と約2割の水分によって構成され、ビタミンとミネラル類などの栄養素を含みます。料理や美容に使ったり、薬の代わりになったりと用途は様々です。本来はミツバチの食料なのですが、しばしば他の生物が採集して食料としています。

はちみつはどうやって作られるの?

身近な存在のはちみつですが、ミツバチは花の蜜を運ぶだけだと思っている方も多いと思います。ここからは、はちみつがミツバチによってどのように作られるかを詳しく解説しますね。

はちみつはミツバチが吐き出したもの?

image by iStockphoto

ミツバチが花の蜜を採取し、巣に帰ってから吐き出して貯蔵したものがはちみつです。実は、一度ミツバチの体内に入っているとは驚きですね。

ショ糖である花の蜜を、ミツバチは体内で自身が持つ酵素によってブドウ糖と果糖に分解します。蜜を巣に持ち帰った時点では水分量70%と非常に水っぽい状態です。それを巣にいる貯蔵係のハチに口移しで渡し巣に保管します。そして、貯蔵係のハチは自らの羽を羽ばたかせて水分を蒸発させるのです。70%の水分量が20%になるまで濃縮させたら、巣作り係のハチが蜜ろうによって蓋をします。その後じっくり時間をかけて熟成させ、やっとはちみつの出来上がり。

私たちが手にするはちみつは、養蜂場の方がこの巣の板を遠心分離機にかけフィルターで濾して不純物を取り除き瓶詰したものなのです。

\次のページで「はちみつの成分と栄養は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: