シャトーブリアンが高級なのはなぜ?ヒレとの違いは何?値段の違いやおすすめの食べ方も焼肉好きライターがわかりやすく解説
ライター/早坂佳歩
会計事務所に勤務しながら副業webライターとして活動している。焼肉に牛ヒレは欠かせない赤身肉好き。シャトーブリアンを初めて食べたときの感動を噛み締めながら、わかりやすく解説していく。
ヒレとシャトーブリアンの違いをざっくり解説
みなさんはヒレとシャトーブリアンを食べ比べてみたことはありますか?シャトーブリアンはヒレの一部なのですが、食べてみると柔らかさの違いに驚きます。そもそも柔らかい部位であるヒレの、一番柔らかくてきめ細かい部分をシャトーブリアンと呼ぶのですね。それではヒレが柔らかい理由と、それぞれの違いについて詳しくみていきましょう。
違いその1:部位
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「肩ロース」は肩、「バラ」はあばら周辺、「ネック」や「モモ」など、お肉は場所によって名前が変わりますよね。ただ「ヒレ」が牛のどこにあるのか、知らない人も多いのではないでしょうか。ヒレが柔らかい理由は、なんと部位にあるのです。
ヒレ:股関節の筋肉
牛の股関節の内側にある大腰筋という筋肉を「ヒレ」と呼びます。サーロインの内側・内臓の上部に位置していて、背骨に沿うようにある長細いブロック肉です。
筋肉は鍛えれば鍛えるほど筋が多くなり、肉質は硬くなります。ところがヒレのある部分は牛の部位の中で運動量がとても少なく、筋肉はあまり使われません。そのため、ヒレはきめ細かく柔らかい肉質となるのです。
お肉は「脂身が多い方が柔らかく、赤身は硬い」というイメージがありますよね。しかしヒレは赤身肉であり脂肪量が少ないのに、筋が少ないためとても柔らかいです。これならダイエット中でも美味しくお肉が食べられるので嬉しいですね。
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シャトーブリアン:ヒレの中心
縦長のヒレは場所によって呼び名が違います。頭側がテート、尻尾側がミニヨン、そして真ん中がシャトーブリアンです。シャトーブリアンは一頭の牛から600gほどしかとれません。とても希少な部位であることがわかりますね。
それぞれの違いはサシの入り方にあり、テートは脂肪量が少なくあっさりとした味わいで、ミニヨンは脂肪量が多く比較的こってりとしています。シャトーブリアンの脂肪量は両者の中間でサシの入り加減がほどよく、絶妙な柔らかさを生み出しているのです。
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