この記事では日本人にお馴染み、イワシについてみていきます。みんなもスーパーや魚屋さんで一度は見たことがあるよな。
節分に用いられるように、匂いが特徴でもあり、苦手な人もいるでしょう。
ですが、いろいろ調べてみると、イワシにはすごい栄養や優れた効能があることが解ったんだ!この記事を読めばイワシが食べたくなるぞ!
今回はそんなイワシについて、魚好きの主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

主婦歴15年、海が近い町で育ち、魚も身近な食材です!料理が趣味で、つみれ汁、蒲焼き、パスタなど、それぞれの目的にあった状態や特徴のイワシを使います。包丁を使わず手開きで下処理する方法が簡単で時短になるのでおすすめです。好きないわしレシピは素材の旨味をしっかり味わえる塩焼きですね。子供たちのお気に入りはフライで毎回完食します!

イワシってどんな魚?

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イワシと言うと日本人には馴染みの魚の一つですよね!栄養も豊富に含まれており、健康食としても注目されています。普段スーパーや魚屋さんで目にすることは多くても、イワシに知ついてよく知らないという方もいるのではないでしょうか?イワシがどんな魚かわかると見方が変わるかも知れませんよ。

イワシは青魚?

イワシは青魚の一種です。青魚とは食用魚のうちイワシ類・サバ類・サンマなど「赤身魚のうち背の青い魚」の総称になります。通常、青魚というのは、価格が安くて、大衆的な魚を指す場合が多いです。

他の魚との違いは?

赤身魚、白身魚、青魚という言葉を耳にしたことはありませんか?

「赤身魚」と「白身魚」は、色素タンパク質の量による水産学上の分類です。「赤身魚」は、色素タンパク質が100mあたり10mg以上の魚を指し、「白身魚」は、色素タンパク質が100gあたり10mg以下の魚を指します。

一方「青魚」は「赤身魚」のうち、背中が青く見える魚のことを指しているのです。イワシは水産学上の分類は赤身魚で、背が青いので青と呼ばれるんですね。

ちなみに、マグロ・カツオ・ブリなどは赤身魚に属し、タイ・スズキ・カレイなどは白身魚に属しています。

イワシにはどんな栄養があるの?

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イワシには健康に良い栄養素がたくさん含まれています。代表的なのは、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)です。また、カルシウムやタンパク質も豊富なんですよ!

その1.DHA・EPAなどの脂肪酸オメガ3

DHAとはドコサヘキサエン酸の、EPAはエイコサペンタエン酸の略称で、どちらもオメガ3系高度不飽和脂肪酸です。そして、どちらも体内で作ることができません。これらは、食品から摂る必要がある「必須脂肪酸」の一種になります。DHAとEPAはイワシの脂肪に多く含まれている事がわかっているのです。

その2.カルシウム

魚全般に言えることですが、イワシにはカルシウムが多く含まれています。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富です。イワシはカルシウムとビタミンDが一緒に摂れる優秀食材と言えますね。

その3.タンパク質

イワシにはタンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は人間の体をつくる為に重要な役割を担っているのです。タンパク質は、イワシの皮に多く含まれているので、皮ごと食べられるように調理法を工夫するといいでしょう。

\次のページで「イワシを食べるとどんな効果があるの?」を解説!/

イワシには健康維持に必要な栄養素がたくさん含まれているんです!小さい体に秘めたパワーはすごいですよね!

イワシを食べるとどんな効果があるの?

イワシに含まれる栄養素を摂取すると、記憶力アップや血液サラサラ効果が期待できます。また、骨が丈夫になったり、疲労回復や成長促進に効果もありますよ。

1.記憶力アップや血液サラサラ効果が期待できる!

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳を活性化させる働きがあり、記憶力と頭の回転をアップさせる効果が期待できます。よく、青魚を食べると頭が良くなる、と言われているのはこのためです。

認知症予防や改善にも期待が持てるのはこう言った理由があったからなんですね!

EPA(エイコサペンタエン酸)は血液の中性脂肪を減らし、血栓を防ぐ、血液がサラサラ効果があるんです。血液がサラサラになると、脂質異常症予防や、動脈硬化、心筋梗塞予防も期待できます。
 

2.骨が丈夫になる!

イワシにはカルシウムとタンパク質が豊富に含まれていることは先程お伝えしましたね。「骨を丈夫にする」のがカルシウムだとすれば、「骨を伸ばす」作用があるのがたんぱく質です。どちらも骨を健康に保つためには欠かせない栄養素となっています。

3.疲労回復や成長促進に効果あり!

タンパク質は、皮膚や髪の毛、筋肉などを形成し、ホルモンや免疫物質などの調整機能をつくる材料にもなっています。またタンパク質の構成要素であるアミノ酸には疲労回復や成長促進などに、効果があるのです。タンパク質不足になると筋力も低下し体力・代謝も低下してしまいますので、積極的に摂りたい栄養素ですね。

\次のページで「イワシを食べるときに気を付けることは?」を解説!/

イワシを食べるときに気を付けることは?

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イワシは健康に良い食べ物ですが、気を付ける点がないわけではありません。注意すべきことを知って、安心して食べるようにして下さい。

イワシには寄生虫がいるって本当?

イワシにはアニサキスとイワシノコバンという寄生虫が寄生している可能性があります。アニサキスは、食べると激しい腹痛・嘔吐・下痢などの食中毒症状を引き起こす危険なものです。

魚の内臓に寄生しているアニサキスは鮮度が落ちると、内臓から筋肉に移動することが知られています。できる限り新鮮なうちに食べるように心がけて下さいね。

イワシノコバンはイワシの表面についており、目に見える大きさなので、簡単に見つけることができます。間違って食べてしまうことは、ほぼないでしょう。もし食べてしまっても害はないので安心して下さい。

気になるカロリー!1日にどれだけ食べていいの?

イワシは1匹約200キロカロリーほどで、他の青魚と比べるとカロリーは若干低めとなっています。理想的なDHAの摂取量は、一日に1g~1.5gなので小型のイワシなら約2尾程度です。余程、食べ過ぎなければ肥満の心配はなさそうですね。

しかし、イワシをおかずにして、ごはんをお代わりしていればあっという間にカロリーオーバーしてしまいます。注意してして下さいね。

いくら健康にいいからと言って食べ過ぎはよくありません。カルシウムや塩分の過剰摂取により、健康を害す恐れもあるからです。

妊娠中は食べていいの?それとも控えるべき?

イワシは妊娠中も通常通り食べて問題ありません。なぜなら、イワシに含まれる水銀量は低く母体や胎児に与える影響は極めて低く、摂取を控える必要はないのです。イワシには鉄分も含まれているので、むしろ妊娠中に摂った方がいいおすすめの食材と言えます。魚が好きな妊婦さんとしてはありがたい話ですよね!

私も妊娠中にイワシや、ほかの魚を食べてもいいのか疑問に思ったことがあります。控える必要がないと知り、不安要素がなくなると安心して食べることができますよね!イワシはトマトやオリーブオイルとも相性がよく、それぞれの素材の特徴を生かしておいしく食べることが出来ますよ!

栄養たっぷりイワシを食事に取り入れよう!

今回は、イワシについて解説しました。イワシには健康に良い栄養成分がたくさん含まれてる事がわかりましたね。イワシを食べる時の注意点もお伝えしましたので、今後の参考にして下さい。スーパーでも年間を通して手軽に買えるイワシ、今晩の夕食にいかがでしょうか?   

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イワシにはどんな栄養成分が含まれてる?特徴や効能・注意点も主婦歴15年のママライターがくわしくわかりやすく解説

この記事では日本人にお馴染み、イワシについてみていきます。みんなもスーパーや魚屋さんで一度は見たことがあるよな。
節分に用いられるように、匂いが特徴でもあり、苦手な人もいるでしょう。
ですが、いろいろ調べてみると、イワシにはすごい栄養や優れた効能があることが解ったんだ!この記事を読めばイワシが食べたくなるぞ!
今回はそんなイワシについて、魚好きの主婦ライターいわさゆこと一緒に解説していきます。

ライター/いわ さゆこ

主婦歴15年、海が近い町で育ち、魚も身近な食材です!料理が趣味で、つみれ汁、蒲焼き、パスタなど、それぞれの目的にあった状態や特徴のイワシを使います。包丁を使わず手開きで下処理する方法が簡単で時短になるのでおすすめです。好きないわしレシピは素材の旨味をしっかり味わえる塩焼きですね。子供たちのお気に入りはフライで毎回完食します!

イワシってどんな魚?

image by iStockphoto

イワシと言うと日本人には馴染みの魚の一つですよね!栄養も豊富に含まれており、健康食としても注目されています。普段スーパーや魚屋さんで目にすることは多くても、イワシに知ついてよく知らないという方もいるのではないでしょうか?イワシがどんな魚かわかると見方が変わるかも知れませんよ。

イワシは青魚?

イワシは青魚の一種です。青魚とは食用魚のうちイワシ類・サバ類・サンマなど「赤身魚のうち背の青い魚」の総称になります。通常、青魚というのは、価格が安くて、大衆的な魚を指す場合が多いです。

他の魚との違いは?

赤身魚、白身魚、青魚という言葉を耳にしたことはありませんか?

「赤身魚」と「白身魚」は、色素タンパク質の量による水産学上の分類です。「赤身魚」は、色素タンパク質が100mあたり10mg以上の魚を指し、「白身魚」は、色素タンパク質が100gあたり10mg以下の魚を指します。

一方「青魚」は「赤身魚」のうち、背中が青く見える魚のことを指しているのです。イワシは水産学上の分類は赤身魚で、背が青いので青と呼ばれるんですね。

ちなみに、マグロ・カツオ・ブリなどは赤身魚に属し、タイ・スズキ・カレイなどは白身魚に属しています。

イワシにはどんな栄養があるの?

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イワシには健康に良い栄養素がたくさん含まれています。代表的なのは、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)です。また、カルシウムやタンパク質も豊富なんですよ!

その1.DHA・EPAなどの脂肪酸オメガ3

DHAとはドコサヘキサエン酸の、EPAはエイコサペンタエン酸の略称で、どちらもオメガ3系高度不飽和脂肪酸です。そして、どちらも体内で作ることができません。これらは、食品から摂る必要がある「必須脂肪酸」の一種になります。DHAとEPAはイワシの脂肪に多く含まれている事がわかっているのです。

その2.カルシウム

魚全般に言えることですが、イワシにはカルシウムが多く含まれています。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富です。イワシはカルシウムとビタミンDが一緒に摂れる優秀食材と言えますね。

その3.タンパク質

イワシにはタンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は人間の体をつくる為に重要な役割を担っているのです。タンパク質は、イワシの皮に多く含まれているので、皮ごと食べられるように調理法を工夫するといいでしょう。

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